ルーレット
カジノ必勝法の動画を見ました。
ルーレットです。
ルーレットには赤の目と黒の目があります。
それ以外に、赤でも黒でも無い0の目もあります。機種によっては00の目もあります。
が、0と00は例外なので、ここでは話をカンタンにするためにとりあえず無視します。
ボクが見た必勝法とは、
4回連続で同じ色が出るまでは様子見して、出たら、次は反対の色に掛ける、
と言うモノです。
確率
裏でコンピュータで操作しているようなルーレットや、玉を投げる人(スミマセン、呼び名がわかりません)の意思で結果が左右できるようなルーレットは除いて、自然に玉が転がるルーレットであれば、次に赤が出るか黒が出るかは50%の確率です。
それまでに4回連続で赤が出たから、次は黒が出る確率が高い、なんてコトはありえないわけです。
あくまでも過去は過去。
でも、何となく、赤が4回連続で出たら、次に黒が出る確率が高そうな気がしますよね。
その動画では、実際にそれを実行して、4回中3回的中して儲かった、なんて話していました。
まあ、たまたまなんですけどね。
世界中でルーレットが行われているので、そりゃ、中には10回連続で赤が出るケースもあるでしょう。
でも、膨大な時間と膨大な回数が繰り返されると、赤が出た回数と黒が出た回数は50%に収束していきます。
これが大数の法則ですね。
ところで冒頭に、0や00があると書きました。
00は地域によってあったり無かったり。
0や00に玉が入ると、無条件でカジノ側(胴元)が総取りです。
もし、赤と黒しか無ければ、大数の法則によって、いずれトータルでは胴元がまったく儲からなくなります。赤か黒かに掛けていれば、いずれプラスマイナスゼロになりますから。
そこで、0や00を組み込んでおくわけです。
そうすることで、大数の法則によって、確実に、その分は胴元が儲かるようになっているわけです。
赤が18ヶ所、黒が18ヶ所、0が1ヶ所なら、0が出る確率は2.7%。
つまり、何度も何度もやっているウチに、胴元は2.7%の儲けが出るようになるってコトです。
ルーレット参加者が1000万円を掛ければ27万円は胴元に行きます。
逆に言えば、赤か黒かを当てるだけでも、確率は47.3%であって50%では無いので、繰り返せば、参加者は少しずつ損をするってコトです。
ちなみに、宝くじの記事はこちら。