大切なのは自分の頭で考えること
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
今回は、簡単な統計の話。
計算がしやすいように、簡単な数値で例えてみます。
「日本人の平均年収は1500万円である。」
こんなデータが発表されたとしましょう。
すると多くの人が、日本人って裕福なんだなあ、と感想を持つわけです。
でも、次のような内訳ならどうでしょう。
わかりやすいように、日本は100人の国だと仮定します。
Aさんの年収は13億200万円
残り99人のそれぞれの年収は200万円。
すると総額は、
13億200万円 + 200万円 × 99人 = 13億200万円 + 1億9800万円 = 15億円
それを100人で割ると、
15億円 ÷ 100人 = 1500万円
つまり、平均年収は1500万円になります。
でも高収入なのはAさんだけで、残りの99人の年収は200万円。
日本人は裕福どころか、全体の99%の人たちは貧困にあえいでいます。
平均年収が1500万円だからと言って、日本人は裕福だとは言えない事例です。
テレビ、新聞、週刊誌、インターネット、さまざまなメディアでいろんな情報、統計値や調査結果が発表されますが、このような印象操作は非常に多いです。
中には印象操作ではなく、書いた本人すらおかしさに気づかずに発表してしまっているものも多くあります。
そういった情報に操作されるかどうかは読み手の能力によります。
メディアが書いていることをそのまま受け取れば、情報が間違っていても気づかずに信じこんでしまいます。
いつも疑問を持って、自分の頭で考える習慣を身に付けてください。
それが世の中を正確に読み取り、正しい判断を行うチカラとなります。
正しい判断をできるということは、上記の事例のように、困っている人を見落とさず手助けできる大きなチカラとなります。
優しい人間性を育むモトとなるのです。
以下の関連記事にも、いろんな事例を根拠を織り交ぜて書いてありますので、ぜひ読んでくださいね。
関連記事
日本では毎年、ジャンボジェット機が10機墜落している - 非天マザー
パワースポットで恋愛成就!? あなたはこの統計値に関する簡単な間違いに気付きましたか? - 非天マザー
1万円の食パンはぼったくり?(経済学の簡単なお話) - 非天マザー
多くの人の読み間違いで炎上に発展するインターネット……津田大介氏の「天ぷら」発言に対する読み間違い - 非天マザー
知識が豊富 = 頭が良い、という風潮が日本を弱くしてるのでは? - 非天マザー