地球を見る
ボクは地球を考えるのが好きです。
人間は、地震が起こると、震度5とか震度7と計測します。
定義上の最大震度は7ですね。
でも、それは人間基準。
どんな大地震も、地球から見れば、地表がほんのわずかに振動しただけなんですね。
それくらい、人間は小さな存在。
日本列島の様子を見てみましょう。Google Earthです。
日本は島国ですね。
人間の定義としての島国です。
でも、上の図を見れば、面白いコトが見えてきますね。
日本列島
わかりやすいように、プレート名を書き入れてみます。
日本は島国ですが、実は、ユーラシアプレートと言う巨大な1枚のプレートに載っています。
太平洋プレートは低く、ユーラシアプレートは高いんですね。
日本列島はユーラシアプレートの東の端ですね。
地球の地形は長期に渡って変化していきます。
上図はあくまでも現在の地形です。
今はたまたま、日本の隣にオホーツク海と日本海と東シナ海がありますが、これも変化していきます。
オホーツク海と日本海と東シナ海より日本の方がほんの少しだけ高さがあるので、海にならずに陸になったわけです。
逆に言えば、オホーツク海と日本海と東シナ海もユーラシアプレートに載っていますが、日本列島やユーラシア大陸よりもわずかに低いために水が入り込んで海になっている状態です。
日本も韓国も北朝鮮も中国もロシアも、同じプレートにあって、たまたまほんの少しだけ深い部分に水たまり(海)がある状態と言えばいいでしょうか。
もし、ほんの少し、ユーラシアプレートが高くなれば、オホーツク海と日本海と東シナ海の水が流れ出して、日本と韓国と北朝鮮と中国とロシアはひと続きになります。
そんなコトが起こるのか、と言う話ですが、実は、ユーラシアプレートと太平洋プレートはぶつかり合っています。
ユーラシアプレートと太平洋プレートがぶつかり合っているので、ちょうどその衝突地点の辺りが盛り上がって日本列島ができているわけです。
つまり、日本列島は、ユーラシアプレートと太平洋プレートの衝突による盛り上がりと言うわけですね。
引き続き、ユーラシアプレートと太平洋プレートは衝突し続け、そうなると、ユーラシアプレートの東の端はさらに高くなっていきます。
つまり、日本とオホーツク海と日本海と東シナ海の辺りは、さらに高くなっていきます。
当然、オホーツク海と日本海と東シナ海の水は流れ出します。
結果、それらの海は陸地になり、日本列島と呼ばれていた部分は、韓国、北朝鮮、中国、ロシアと陸続きになります。
ユーラシアプレートの東の端の水(海)が無くなるんですね。
それが1万年後なのか10万年後なのか100万年後なのか。
今の日本は島国として周辺諸国と渡り合っていますが、陸続きになったら、その頃の人たちはどう言う暮らしをしているんでしょうか。
海だった場所も陸になるので、どこかの国が領土とするはずです。
もしかしたら、現在の国とは違う国かも知れません。
現在もたまたま水たまりを挟んでいるだけで、みんな同じプレートに載っている国なので、実はそんなに縁遠いわけでは無いんですが、将来は水が太平洋に流れ落ちて、ホントの意味で1枚になります。
その状態だと今の中国や北朝鮮や韓国は内陸国になりますね。
日本は太平洋岸だけが海岸。
でも、よく見ると、日本の関東地方の南側の海の地形も高い(海が浅い)ですよね。
今は太平洋ですが、その頃には、陸になっているかも。
と、地形図を眺めながら、そんなコトを考えてしまう今日この頃。
地球の歴史の中で、今は日本が島国である貴重な時期です。
陸続きになった将来は、今のヨーロッパと同様に、各国が自由に移動可能になるのかも知れません。
想像もつかないですが、そんな世界も見てみたいモノです。
その頃にも人類が存在すれば。