非天マザー by B-CHAN

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不動産業界のテキトーな話

業界

 

 

ボクは今は不動産業界にいます。

不動産業界と言えば何を思いますか?

何となくイメージが悪いと思う人もいるでしょうね。

ボクもそれは否定しませんし。

ただ、実は、不動産業界と言っても、ジャンルが広いんですよね。

 

例えば、

 

乗り物業界

 

と言えばどうでしょう?

 

クルマを作っている会社も電車を走らせている会社も自転車屋さんも、みんな乗り物業界と言えますよね。

でも、クルマの会社の人は鉄道の専門家でも何でもありません。

 

不動産業界も似たところはあります。

単に不動産業界と言っても、仕事が全然違ったりするんですよ。

 

 

不動産関連の仕事

 

 

不動産の場合、大きく分けると、売買の関係と賃貸の関係に分けられます。

ボクが今やっているのは賃貸管理の仕事ですが、それは後で書きましょうかね。

 

まず、売買関係。

この前、こんな話を書きました。

 

www.b-chan.jp

 

 

売買関係の不動産業者としては、

 

  • 売り主のために買い主を探す業者
  • 買い主のために物件を探す業者
  • 自らが建てて売る会社
  • 自らが物件を買う会社

 

等があります。

この4つのうち、前の2つは媒介業者と言います。

世間では媒介よりも仲介と呼ばれることの方が多いですね。

収益源はあくまでも仲介手数料です。

上記の記事にも書いたとおり、仲介手数料は約3%です。売り主と買い主の双方からもらえるケース(両手)なら約6%。

5000万円の家を売買すれば、約300万円の儲けですね。

もちろん、その活動のための経費(交通費やら何やら)がかかるので、手取りは減りますが。

 

3つ目の、自らが建てて売る会社はわかりやすいですね。

いくつかのパターンはありますが、例えば、1000万円で仕入れた土地に1000万円で家を建てて、それを3000万円で売る、ってな感じです。

1000万円の儲けですね。

安く仕入れて、何らかの価値を付けて高く売る。あらゆる商売の基本です。

漁師さんもパン屋さんも家電メーカーも、みんなそうやって生きてます。

100円で仕入れた小麦を100円で売っても意味が無いのです。

100円で仕入れた小麦でおいしいパンを作って300円で売る。

これがまともなパン屋さんです。

パン屋さんだけでは無く、すべてのビジネスに当てはまります。

 

4つめの、自らが物件を買う会社はどうやって儲けるんでしょうか。

例えば、1億円で賃貸アパートを1棟まるごと購入します。

すると、そこに住んでいる住人から家賃収入が発生します。

年間の家賃収入が1000万円なら、

 

1000万円 ÷ 1億円 = 10%

 

ですね。

10%の利回りです。

実際には経費が2割ほど出ていくので、利回りは8%くらいですかね。

物件によって全然違いますけど。

 

でも、銀行に1億円預けて1年で8%も利子が付くことなんて考えられないですし、他の投資でも年間利回りが8%に届くのは、なかなかレアケースです。

不動産投資にはその可能性があるってことです。

なので、自ら物件を買って家賃収入で生きていく会社があるんです。

 

でも、よく考えてみてください。

1億円出して、1年間に800万円しか利益が無いなら、13年くらいかかって、ようやく元が取れますよね。

それって、ビジネスとしては意味無し。

そこで、自ら物件を買う会社は、最初から転売を狙うのです。

1億円で買った物件が3年後に1億2千万円で売れたとしたら。

3年間の家賃収入の利益2400万円を足せば、3年間で4400万円の儲け。

1年あたり約1467万円。

1億円の投資で、約14%強の利回りですね。

まあ、細かい話をすると、税金とか修繕費とか色々あるんですが、話をわかりやすくするために省略しました。

要は、自分で物件を買う不動産業者は、

 

  • 賃料収入(インカムゲイン)
  • 売却差益(キャピタルゲイン)

 

で稼ぐことを目的としています。

 

ここまで書いたのが売買系の不動産事業。これで全部じゃ無いですけど。

 

長くなるので、賃貸系は次回に書いてみましょうかね。

賃貸系の方が圧倒的に関係ある人が多いんですよね。

これを読んでいるあなたも、もしかしたら賃貸物件に入居しているかも知れないですしね。

とにかく、不動産屋さんと言っても種類が多いのです。