歴史
世の中の多くの人が当たり前だと思っていることでも、ボクの目で見ればおかしいと思うことがたくさんあります。
ボクは少数派の人間ですからね。
以前から書いてみたかった話題があるんですよ。
それはプロ野球の伝統の一戦。
言うまでも無く、
ジャイアンツ対タイガース
の試合のことです。
ジャイアンツが設立されたのが1934年。
タイガースが設立されたのが1935年。
今年は2017年なので、この一戦は実に82年の歴史があります。
そりゃもう、間違い無く伝統の一戦ですよ。
でも、ボクはふと思うんです。
あれ?
20年前にも伝統の一戦と呼んでたな、と。
20年前、つまり1997年の時点だと、この一戦は62年の歴史だったわけです。
62年経っていればすでに伝統の一戦と呼ばれるんですね。
もっと言えば、タイガースが優勝した1985年を思い出しても、当時すでに伝統の一戦と呼ばれていました。
つまり、50年経過していれば伝統の一戦と呼ばれるわけです。
他チーム
ボクの疑問はここから。
例えばドラゴンズの設立は1936年。
てことは、
タイガース対ドラゴンズ
の一戦は今年で81年の歴史があります。
十分に伝統の一戦ですよ!
比較的新しいカープの設立は1950年。
てことは、
ドラゴンズ対カープ
の一戦は今年で67年の歴史があります。
これまた十分に伝統の一戦ですよ。
62年経った時点ですでに伝統の一戦と呼ばれていた、
ジャイアンツ対タイガース
の一戦。
一方、67年の歴史があっても伝統の一戦と呼ばれない、
ドラゴンズ対カープ
の一戦。
大相撲の世界もそうですが、プロ野球の世界もまた、ご都合主義ですねえ。