非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、ビジネス、金融、経済、不動産、保険、音楽、映画、ニュース、自己啓発その他。

プロ野球チームの呼び名について(個性と本質の話)

既存の社会の枠組みにとらわれない考え方


ブログを読んでくれている人は知っているかもしれませんが、ボクはプロ野球ファンであることを公言しています
12チームのプレーをとことん応援しています。
プロ野球の人気が落ちていると言われていますが、それはボクには無関係です。
よく書いていることですが、人気というのはあくまでも他人の評価。
みんなが好むから自分も好むとか、みんながやめるから自分もやめる、そんな非個性的な人生は送りたくありません。
ボクは関西生まれ関西育ちなので、関西の状況をよく知っています。
関西には本当にタイガースファンが多いです。ボクが
「バファローズは応援しないの?」
って聞くと、
「だってタイガースは人気あるけどバファローズは人気無いじゃん。」
と返ってくることが多いです。
つまり、彼らは自分の好みでは無く、他人の好みによって自分が応援するチームを決めてるんですよね。
そういう人がたくさんいます。みんなが応援するから自分も応援する。本当に関西には個性の無い人が多いなあと、これが関西人としてのボクの感覚です。
他人が何を好むかでは無く、自分が何を好むか。
みんながやめてしまっても自分が好きならそれを貫く。
それが大事であり、それが個性で有り、自分の人生であると思うんですよね。
そう考えたときにボクが行うべきは何か?
ボクはプロ野球ファン。だからプロ野球を見せてくれる12チームを応援しているのです。
お客さんを見に行くのでは無くプレーを見に行くのです。だから人気は関係ありません。
別に人気のあるチームの試合が白熱した大接戦で、人気の無いチームが大差のしらけた試合をするわけではありませんからね。
かつて落合博満選手はオリオンズにいてもドラゴンズにいてもジャイアンツにいても、すばらしいバッティング技術を見せてくれました。
イチローだってブルーウェーブにいてもマリナーズにいてもすばらしい走攻守を見せてくれました。
プレーのすばらしさにチームなんて関係ないんですよ。


そんなプロ野球のプレー好きのボクが一つ言いたいことがあるんですよ。
それは、本当のプロ野球ファンは企業を応援しているわけではないんですよ。
だから、マスコミの皆さんもファンの皆さんもできるだけ、企業ではなくチームの名前で呼んで欲しいなと言うことです。
ソフトバンク対楽天
ではなく、
ホークス対ゴールデンイーグルス
です。
阪神対読売ではなく、
タイガース対ジャイアンツ
です。
ロッテ対中日
ではなく、
マリーンズ対ドラゴンズ
です。
マスコミのアナウンサーなんかもなぜかジャイアンツだけはジャイアンツと呼ぶことが多いんですよね。
「ジャイアンツの先発は内海。一方のヤクルトは川島。」
おかしくないですか?
「ジャイアンツの先発は内海。一方のスワローズは川島。」
でしょ?
個人がどこのチームを応援するかは自由ですが、公共の電波で、このように特定球団だけを無意識に特別扱いさせるようなことは、ボクは
”バレない利益供与”
だと思っています。やめるべきでしょう。
マスコミというのは一般大衆に与える影響は絶大なんですよ。
戦後から21世紀初頭まで、テレビで毎日のようにジャイアンツの試合がテレビで放送されていました。
当然のようにジャイアンツの選手の知名度は抜群に上がりますから、日本中にジャイアンツファンが増えました。
昔、大阪のど真ん中に南海ホークスというチームがあり、関西では絶大な人気を誇っていました。
ところがテレビ放送が始まって、主にジャイアンツ戦が毎日毎日繰り返されると、当然、それと対戦するタイガースもテレビに映るようになりタイガースの選手の知名度が上がっていきました。
それとともにホークスの人気とタイガースの人気は入れ替わったんですよね。
今、AKB48がものすごい人気です。
しかし、もしテレビというものが無くて、AKB48が秋葉原の劇場でライブをやっていることを他の地方の人たちがまったく知らなかったら、全国的にこんなに人気が出るでしょうか?当然出ません。知らないんですから。
テレビで
「AKB48が人気」
という放送を流すことで地方の人たちもそれを知り、ますます人気が広がるという循環が起こるわけです。
それくらいテレビというのは、一般大衆への影響が大きいんですよ。(ボクのような例外も少しいますが)
つまり、テレビ局というのは自分のさじ加減で、世の中にブームを作ったり、影響を与えることができる、隠れた権力なんですよ。実は政治家よりも強大な権力です。
だから、ボクはテレビ局に対してはいつも厳しい意見を言ってますよね。
それだけの力があるのなら、本当のプロ野球ファンを喜ばせてみればいいと思います。
ふたたびプロ野球の人気が上がれば視聴率も上がってテレビ局にもおいしいでしょうし、関連産業も盛り上がって景気に貢献します。
そのためには、プロ野球中継なのに、プレーと何の関係も無いタレントを出したり、どうでもいいクイズを出したり、そういう余計なことはやめた方がいいですね。
それをやると、タレントのファンやクイズのファンは見るでしょうけど、プロ野球ファンは離れます。
ボクのような本当のプロ野球ファンはプロ野球のレベルの高いプレーが見たいんですよ。
タレントを応援したいわけでも無く、企業を応援したいわけでもありません。
プロ野球のプレーを見たいのが本当のプロ野球ファンなのか。
それとも、プレー以外のインタビューや花火やクイズを見たいのが本当のプロ野球ファンなのか。
もちろん球場には後者の人たちもたくさん来ています。
しかし、肝心のプレーの中身が低いレベルなら、それこそ肝心の本当の野球ファンは来なくなります。
マイクショーが見たいのであれば芸能人のライブでも歌手のコンサートでも見に行けばいいんですし、花火が見たいのなら花火大会に行けばいいわけですから。
でもプロの野球選手のプレーは球場でしか見ることができません。
プロ野球としての本質、例えば、野手の位置関係、ランナーの位置関係、球速、風向き、選手の走力、球の走りや切れ、コンディション、その他戦術にかかわるいろんな要素などはテレビではわかりません。やはり球場で目の前で見るしかないんですよね。
なので、関係者は本質で物事を考え、本当にやるべきは何なのかを考えて欲しいんですね。
というわけで、ボクが応援しているのは、ソフトバンク、西武、ロッテ、日本ハム、楽天、オリックス、中日新聞、読売新聞、ヤクルト、阪神電鉄、松田家、TBSといった企業ではありません。
応援してるのはホークス、ライオンズ、マリーンズ、ファイターズ、ゴールデンイーグルス、バファローズ、ドラゴンズ、ジャイアンツ、スワローズ、タイガース、カープ、ベイスターズといったチームであり、もっと言えば、選手であり、選手のプレーです。


そういえば、野球ファンの人はサッカーJリーグの人気低落を笑い、サッカーファンの人は野球のつまらなさを批判する光景をよく見ます。
ボクには全く理解できないんですが、なぜ個人の好みの問題なのに他のものを批判するんでしょうね?
無意味で有り、時間の無駄ですよね。
ボクはプロ野球ファンで有り、サッカーファンです。バレーボールもボウリングもテニスもF1も将棋もスケートも好きな物ばかりです。
一つの物を好きになったら、なぜ他のものを否定するのかがまったく理解できないんですよね。
視野が狭いのかアンテナが小さいのか。そういう姿勢は知識の吸収力を弱めるので本人が何よりも損なんですけどね。
ボクはiPhoneユーザーですし、Androidもガラケーも好きですよ。
そんなことは、これまでの記事を読んでもらっていればわかりますよね。