iMacのキーボードとトラックパッド
ボクは以前、MacBook Airのキーボードとトラックパッドのあまりの操作性の良さについて記事を書きました。
Macは操作性の良いパソコンで、ボクは操作性の良さを理由に、Windowsパソコンでは無くMacをメインマシンにしているくらいです。
大きなiMacも小さなMacBookも、キーボードのサイズは同じなんです。
他社のパソコンだと、小さなサイズに収めるためにキー自体を小さくすることがよくあり、それが携帯性と引き換えに打ちにくさにつながるんですが、Macのキーボードはすべて横19mmピッチで統一されています。
今回、自宅に来たばかりのiMacの最新のキーボードと5年前から使っているMacBook Airのキーボードとを並べてみました。
いかがですか。完全に横幅は同じです。つまり、機種が変わっても入力のしやすさは同じです。
これがMacシリーズの特徴のひとつなんですよね。
MacBook Airは、薄くて軽くて、しかもトラックパッドが使いやすいのでマウスが不要で、ホントに快適な入力マシンなんですよ。
ボクは、そのMacBook Airから、メインマシンを最新のiMacに乗り換えたわけです。
キーボードのキーのサイズは同じですがテンキーが増えたりレイアウトが変化しています。
そして何と言ってもトラックパッドの巨大化。
そりゃ、普通に考えたら大きい方が操作しやすいはずですよ。
でも、実際に使うと、不安が的中しました。
操作しにくくなった
iMacを買う前からボクは考えていたんですよ。
トラックパッドをどこに置くべきか。
MacBook Airなら一体型なので位置は動かせません。
しかし、iMacのキーボードとトラックパッドは別々。
普通に考えたら、キーボードの真下、つまりMacBook Airと同じ配置にすべきです。
なぜなら、キーボードに両手を置いたままトラックパッドを操作しやすいからです。
マウスのように右端に置いてしまうと、右手を移動させる手間がかかりますからね。
しかも、そうするとトラックパッドを片手でしか操作できなくなります。
結論としてはトラックパッドはキーボードの真下。
しかし、結果としてMacBook Airよりは操作性は落ちました。
操作イメージ写真を載せてみます。
MacBook Airはこれ。
そして、iMacはこれ。
一見、同じように見えますし、後者の方がトラックパッドの面積が大きい分、操作しやすいように見えます。
しかし違います。
理由は次の写真。
キーボードには傾斜が付いていて手前が低くなっています。
そしてトラックパッドにも傾斜が付いています。つまり、キーボードの手前が低くなっているのに、トラックパッドの奥が高くなっているので、段差が生じるのです。
段差があるため、手をキーボードのホームポジションに置くと、手のひらがどうしてもトラックパッドに当たってしまうので、カーソルが移動したり不要な動作が発生するのです。
でもそれってMacBook Airでも同じじゃないの?
そう思うでしょ?
でも実際に長年使ってきて知っているんです。
MacBook Airのトラックパッドは通常時に不意に触れてしまうことはほとんどありません。
こちらの写真を見てください。MacBook Airのキーボードとトラックパッドの関係です。
トラックパッドの面が周りの面よりも少し低くなっています。
もちろんキーボードよりも低いです。
手をホームポジションに置くと、手のひらはトラックパッドよりも周りの面に当たるんです。
だからトラックパッドに触れずに済みます。
また、面積が小さいことがかえって功を奏しています。
小さいから触れない。
ボクが5年間、あまりにも快適なMacBook Airと言うパソコンを使ってきたので、新しいiMacに不慣れと言うこともあるでしょう。
しかし、操作性については、構造的な問題があるのです。
Appleにはぜひお願いしたい。
MacBook Airと同じようにアームレスト(手のひらを載せる部分)があって、トラックパッドは一段低くなっている、そんなキーボードを売り出してください。
トラックパッドの操作性の良さはホントにすばらしいんです。
それはiMacの巨大なトラックパッドも同じです。
しかし、キーボードとの位置関係と高さと面積。
これにより、MacBook Airよりも操作性は落ちました。
マウスと同じように右端に置くと言う選択肢がありますが、であれば、マウスにした方がマシです。
なぜなら、AppleのMagic Mouseは表面がトラックパッドになっていて、本体を動かしつつ、表面をなぞることでスクロールも可能だからです。
その代わり、ホームポジションから右手を移動させなければならないというムダな時間と精神的苦痛が発生します。
試しに、MacBook AirをiMacの手前に置いてみましたよ。
すると見事に収まりました。
iMacを使うのにMacBook Airのキーボードとトラックパッドで操作する。
それって最高ですよ。
真ん中の正面に27インチのiMac。
その両側に21インチのディスプレイ。
手前に11.6インチのMacBook Air。
贅沢な構成ですが、残念ながら、いまのところ、iMacを操作するのにMacBook Airのキーボードを使う方法が見つかりません。
もしかしてボクが知らないだけなのかな。
クラムシェルモードと言って、MacBook Airをたたんで外部のディスプレイとキーボードを使う方法はあるんですが、ボクの希望は逆なんですよね。
カーソルキーが遠く
あと、一番最初の写真をもう一度見てください。
MacBook Airのキーボードでは上下左右のカーソル(矢印)キーはreturnキーの真下にあります。
非常に手が届きやすいんです。ホームポジションから大きく手を動かさずにカーソル操作ができるんです。
しかし、新しいiMacのキーボードだとカーソルキーは大きくなった代わりに右へ移動しています。
遠いです。
そして右側にoptionキーやcontrolキーができています。しかも巨大な。
正直言って、そんなのはいらないので、その場所にカーソルキーを残しておいて欲しかったですねえ。
最高に操作性の良いMacBook Airのキーボードとトラックパッドを使ってiMacを動かしたいです。
もし方法があれば、誰か教えてください。