非天マザー by B-CHAN

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宇宙の外側の話と元素の話と人間の話

宇宙と人間の関係


この年末年始に読んだ2つの書籍。
個人的には猛烈にオススメなので、ここに書き記しておきます。




宇宙に関する本だからと言って、単純に自然科学の本だとは思わないでください。
あなたという人間はなぜ存在するのか、ボクという人間はなぜ存在し、ボクの書いた文章をあなたが読むということは宇宙において必然的なことなのかどうか。
人文科学、社会科学、自然科学と言ったすべての観点で人間と宇宙を考えさせられます。
つまり、文系とか理系とか関係無いわけですね。
最初から最後まで引き込まれっぱなしでしたが、ボクが気になったのが次の文。
引用します。


「もし過去から未来のどこかで、何千兆人もの宇宙人を含んだ文明がこの宇宙のどこかで栄えるとすると、私たちにとってそちらの文明の一員として生まれる確率のほうが、この地球上に生まれる確率よりもはるかに高くなります。そうではなく、私たちがこの地球上の人間として生まれたという事実は、これまでに地球上に生まれた人間の数よりも大幅に多くの知的生命を生む文明が存在する確率が極めて低いということを意味します。」


確かにそうなんですよね。
宇宙には膨大な数の星があるので、確率論でいえば、ボクはずっと地球以外にも生命体がいると思っていました。
しかし、同じように確率論を使うのであれば、上記引用の部分のように、ボクらは地球以外の文明の一員として生まれる確率が極めて高い、なのに現実には違うということは、地球以外に生命体がいる確率が極めて低いということになってしまうわけです。
人間を始め地球上の生物に絶対に必要なのが炭素という元素。
しかしこの炭素という元素が発生する条件というのは極めて厳しいらしく、簡単に言えば宝くじの1等に100回連続で当たるよりも難しいといった感じでしょうか。
つまりそんな厳しい条件で生じた炭素という元素は単に偶然の産物なのか、それとも現代科学ではまだ解明されていない何らかの力が働いたのか。
この本の主題のひとつは、知れば知るほど謎は増えていく、と言うことです。
知れば知るほど知らないことは減るんじゃ無いかと思ってしまいそうですが、そうでは無いと言うことなんですね。
10の知識を持つ人が持つ疑問の範囲は10の知識に関連する範囲内だけれど、100の知識を持つ人が持つ疑問の範囲は100の知識に関連する、つまり、知識が多いほど、謎も広がっていくということです。
まさになるほどとうならされます。
論理的思考はボクのこのブログのテーマのひとつですが、こうやって単に宇宙の本だと決めつけずに読むことで、さらなる視野が開けた気がします。
それに関連して、iPhoneの素晴らしいアプリをダウンロードしました。


https://itunes.apple.com/jp/app/yuan-su-tu-jian-ri-ben-yunibasaru/id378060914?mt=8&uo=4&at=10lpb9


元素図鑑


この元素図鑑アプリはもともとは同名の紙の書籍をアプリに移植したモノです。
読み物として本当にすばらしいので、繰り返し言いますが文系とか理系とか関係無く、自分の存在の根源を学ぶきっかけとして使ってみてください。
紙の書籍のリンクも貼っておきます。