音楽を作る人が評価されてほしい
ボクは自分で作曲をするのが趣味のひとつなんですが、いつも思うことがあるんですよね。
それは作曲家がなかなか評価されないってことです。
歌手やギタリストなどの演奏家は人前で歌ったり演奏するので評価されやすいんですが、肝心のその曲を作った作曲家は普段はお客さんの目に触れないのでなかなか評価されないんですよね。
でもどんな歌手も演奏家も、誰かが音楽を作ってくれないと歌ったり演奏することはできません。
また、名曲は、歌手や演奏家が違う人に変わっても、やはり名曲であり続けます。
歌手や演奏家と同様に、いやそれ以上に、その音楽を創りだした人も評価されるといいな、そう思っています。
例えば、美空ひばりさんが歌ったことで有名な名曲、
「川の流れのように」
は、見岳章さんが作った曲です。
あのすばらしいメロディーは見岳章さんによるものです。
作詞はAKB48のプロデュースでおなじみの秋元康さんです。
美空ひばりさんの歌声は素晴らしいですし、それはボーカリストとして絶大な評価を得ていますが、川の流れのようにといいう曲自体は、美空ひばりさんが歌おうが他の人が歌おうが名曲に違いありません。
このすばらしいメロディーを生み出した見岳章さんをボクは絶賛します。
人は見た目で物事を判断しがちです。
ゴッホの書いた絵はゴッホが評価されますが、川の流れのようにを生み出した見岳章さんを知っている人は少ないでしょう。
歌手である美空ひばりさんや作詞をした秋元康さんの知名度とは雲泥の差です。
音楽ってそういう傾向があるんですよね。
以前書きましたが、Can You Cereblate?を作ったのは小室哲哉さんです。
↓
小室哲哉の名曲の数々……好きな音楽を紹介するシリーズ
もちろん歌っている安室奈美恵さんの歌唱力や振付やビジュアルも評価すべきですが、そもそもこの名曲を生み出した小室哲哉さんをボクは絶賛しています。
梶浦由記という作曲家
ボクは梶浦由記さんについてはほとんど知りません。
人物についてはほとんど知りませんが、Storiaという音楽を生み出したことで絶賛しています。
歌っているのはKalafinaというグループです。
ボーカル技術もすばらしいのでKalafinaが評価されますし、それは当然ですが、まずそもそもこの美しい音楽を生み出した梶浦由記さんをボクは評価したいです。
Storia - Kalafina
ボクはテレビを見ないので知らないんですが、この曲のアレンジバージョンがNHKの「歴史秘話ヒストリア」という番組の主題歌に使われているようですね。
こちらもすばらしいです。
https://itunes.apple.com/jp/album/storia/id730258575?i=730258821&uo=4&at=10lpb9
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