レバレッジによって成果を何倍にもできる
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
年収を10倍稼ぐ人は、10倍の能力を持っているのか。
こういう疑問を感じたことはありませんか?
レバレッジ(leverage)という言葉がこれに答えてくれます。
レバレッジ。
最近ではFXで使われるので知っている人も多いと思います。
企業のファイナンスや不動産投資などでも使います。
本来の使い方は、以前書いた記事を読んでみてください。
↓
無借金経営って良いこと?(ファイナンスの基本) - 非天マザー by B-CHAN
しかしレバレッジは、そんな限られた分野だけで無く、人生の広範囲な分野に影響を与えます。
レバレッジ。
テコの原理を表す言葉です。
こういう絵が有名です。
チカラの弱い人が物体を直接動かすのは難しいですが、テコの原理を使えば容易に動かせることを示す絵です。
1対1のビジネス
例えば、工場で部品を作る労働者を考えてみましょう。
ベルトコンベアーで流れてくるパーツを組み立てて部品を作っていきます。
1回で作れるのは1個なので、3個作るには3倍の時間が、10個作るには10倍の時間がかかります。
あくまでも一人で同時に作れるのは1個です。
これを1対1のビジネスと呼ぶことにしましょう。
1対1のビジネスはたくさんあります。
一番わかりやすいのは、お店の店員さん。基本的には一人で一度に相手をできるのは一人のお客さんです。一人のお客さんが終わってから次のお客さんの接客をします。3人のお客さんを接客するには3倍の時間がかかります。
工場の従業員や、お店の店員さん、サラリーマンなど、世の中の多くの人の仕事は1対1のビジネスだと考えたほうが良いかもしれません。
いわゆる時給型の仕事です。
1対多のビジネス
プロ野球の一軍の選手は何千万円もの年俸を稼ぎます。
それは1対1ではなく、1対多のビジネスをしているからです。
例えばピッチャーが一球投げるのを一人のお客さんが見ているのではなく、同時に何万人もの人がお金を払って見ています。テレビやラジオやネットなどを含めると、さらに人数が増えます。
一人で同時に多人数を相手にするので、1対多のビジネスです。
テレビに出ている芸能人も高いギャラを手にしますが、これも1対多のビジネスだからですね。全国で数百万人が同時に見ています。
もっと身近なところで考えてみましょう。
例えば飲食店。何でもいいですが、例えばラーメン屋さん。
ラーメン屋さんの店員として働くなら、1対1のビジネスなので、給料はあくまでも1対1のビジネスでまかなえる範囲の給料です。
しかしラーメン屋さんのオーナー社長になればどうでしょうか。
従業員を10人使えば、同時に10人を相手にビジネスができます。
従業員を100人使えば、同時に100人を相手にビジネスができます。
100人分の売上から少しずつ徴収すれば、1対1のビジネスよりはるかに大きく稼ぐことができるわけです。だから社長の収入は従業員より大きくできるわけです。
他にわかりやすいのは書籍の印税ですね。
1冊の本を書くのは1回ですが、売れれば、同時にたくさんの人が読んでくれるので印税が増えます。
仕事量は同じなのに、本が10倍売れれば印税も10倍になります。
印税を10倍にするために10冊書く必要は無いということですね。
インターネットも同じです。
例えばブログを書いている人が広告収入を10倍に増やすために仕事を10倍やる必要は無いですし、そもそも10倍も仕事はできません。
仕事量を10倍にするのでは無く、集客(アクセス数)を10倍にするんですね。
同時に10倍の数の人たちが見てくれれば、同じ仕事料でも収入は10倍になります。
生花やお茶、ヨガなどの先生もそうですね。
1回で一人の生徒を相手にしていては収入は知れているので、教室を開いて同時にたくさんの生徒を相手にします。
また、お弟子さんをたくさん作り、その人たちからライセンス料を取れば、お弟子さんたちがあちこちで仕事をするたびにライセンス料が入ってきます。
お弟子さんの数が増えればライセンス収入も増えます。
これはフランチャイズビジネスの親元ですね。
同じ能力、同じ労働時間でも仕組みを変えれば収入を大きくできる。
まさにレバレッジです。
10倍の収入を稼ぐ人は能力が10倍あるわけではありません。
また、10倍の時間、働いているわけでもありません。
同じ時間に同時に多人数を相手にする仕組みを作り上げただけのことです。
1対1のビジネスに従事する人は収入は頭打ちです。
収入を増やすためには、1対多のビジネスの仕組みを念頭に置く必要があります。
起業するというのはそういうことですね。
自分が同時に一人の相手をするのでは無く、複数の人を雇って、同時に多くのお客さんを相手にする仕組みを作ることです。
これによって、自分は1対1のビジネスでは得られない収入を得ることができ、雇用を生み出すことができ、多くのお客さんの役に立つことができるわけです。
勘違いしないでほしいのは、これは効率の話では無いということです。
効率を良くして生産性を上げよう、という話とは無関係です。
効率の良し悪しでは無く、仕組みの話です。
たとえ効率が上がっても1対1のビジネスは1対1のビジネスに変わりありません。
レバレッジを意識して仕組みを見直す
単に大企業批判をしたり、ブラック企業批判をしたり、現在の収入を嘆いたりするのでは無く、自分の環境を変えることを考えてみませんか。批判しても嘆いても世の中は変わらないので、貴重な人生の時間の無駄です。
誰も、従業員として勤める義務なんてありませんし、起業してはいけないという制限もありません。
どう生きるかは自分の責任だし、何をするかは自由です。
もし、自分の境遇に不満があるなら、1対1、つまり従量型(時給型)の仕事からレバレッジ型の仕事へ、今の自分を変えてみませんか。
どんどん稼いで、世の中を良くしてくれる人が増えればいいなと願い、この記事を書いてみました。
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