腕相撲での骨折は半端では無い
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
12月といえばボクにとって人生に大きな影響を与えた重大な出来事を思い出します。
それは、腕相撲での骨折です。
2003年12月13日の夜中の0時半、ボクは大阪梅田のカラオケボックスで腕相撲骨折しました。
12月12日金曜日の夕方から、リッツ・カールトンホテルの大広間で忘年会、その後、カラオケボックスへ。
ボックスには20人ほどいて、最後に、腕相撲トーナメント大会で締めようという話に。
日は変わって12月13日になっていました。
腕相撲の最初の選手がボクでした。
相手はボクと同年代で体格も同じくらいの細身。
ちなみに当時のボクの体格は、身長が約180cmで体重が約63kgでした。まあスリムなほうです。
試合が始まって数十秒。お互い体格が似ているのでなかなか勝負が付きません。
で、ボクが少し劣勢になって、思いっきりチカラを入れた瞬間、
バキッ!!!
と音が聞こえ、ボクは一瞬、めまいがしました。
野球の木のバットを折ったような音です。
めまいから覚めた瞬間、右腕に激痛が。
見ると右腕の上腕(肘と肩の間)が完全に折れて、あり得ない方向に。
この文を読むだけでも痛そうでしょう。
一般的に、骨折って、交通事故とか衝突とか転倒などで起こります。
つまり、ぶつかったはずみで骨が折れるんですよね。
でも、腕相撲骨折の場合は、相手は力任せに腕を押さえつけます。
なにせ、相手の骨が折れたなんて思いもしませんから、ボクの骨が折れた瞬間も相手は腕相撲に勝つために、そのままボクの右腕を思いっきり押し付けてしまったわけです。
これはもちろん相手が悪いわけではありません。
ホントに不幸中の不幸ですよ。
これによって折れたボクの右腕は、あり得ない方向に行ってしまいました。
激痛
ボクはあまりの激痛に転倒しました。
カラオケボックスのソファに倒れこみ、左手で右腕を抑えながら、叫びまくりました。
「折れた!折れた!痛い!痛い!痛い!痛い!折れた!」
文字で書けないほどの叫びです。
あまりにも痛すぎて勝手に声が出ます。
折れた痛みもそうなんですが、何せ自分の右腕が完全にありえない方向に折れ曲がっている精神的恐怖もものすごいです。
みなさん、想像でいいです。
自分の右腕が、バキッという音とともに完全に外側へ折れ曲がるのを想像してみてくださいよ。
もちろん右腕は利き腕です。
深夜の0時半。カラオケボックス内の約20人は騒然となりました。
ボクはまったく何もできません。
とにかく体の痛みと精神的恐怖から、ただソファに体を預け、ひたすら叫んでいました。
もちろん腕相撲大会はすぐに中止され、誰かが救急車を呼んでくれました。
人生で初めての骨折、人生で初めての救急車。
骨折経験者に言わせれば、鎖骨や小指が折れただけでも痛いです。
それがボクのケースでは、よりによって、腕が1本、完全に折れてます。
折れたというよりも、皮でつながっているだけで、中身はちぎれていると言っても良いかもしれません。
あまりにも痛くて、救急車に載せられる体勢に動くだけでも大変でした。ちょっとでも動くと激痛。
大阪梅田の近く、野田にある24時間救急の松本病院に運ばれました。
救急病院とは言え、深夜1時過ぎなので、通常の診察はできませんし、そもそも大きな怪我なので、朝になって先生が出勤するのを待つしかありません。
救急用のベッドに寝かされ、腕がブラブラと動かないように添え木を当てられて包帯でグルグル巻きで固定。
ホントに応急措置です。
この状態で激痛に耐えながらベッドで朝まで待つことになりました。
続く。