メガネ
ボクは自分が普通の子だと思っていました。
しかし、中学生になったら視力が落ちて、メガネをかける必要が出てきました。
初めてメガネをかけたあの日。
衝撃でしたよ。
ボクは普通の子だと思っていたのに、まさか、メガネをかける側の人間になるとは。
そう思っていました。
いま思えば、メガネなんて、かけない人の方が少ないんですけどね。
ハゲ
そして、特に男性にとっては、迫り来る世界があります。
ハゲです。
人生も真ん中まで生きると、同級生たちは、そこそこハゲます。
完全なるスキンヘッドもいます。
ところがボクはふさふさ。
同年代の中でも最も髪が豊かな方でしょう。
これはもう、運以外の何ものでもありません。
逆に言えば、ボクはいまだに、ハゲの世界を経験していないのです。
薄毛ですらありません。
かつて、メガネをあっち側だと思っていたボク。
やがて、ハゲの世界に到達するんでしょうか。