死刑
日本は世界でも数少ない死刑制度がある国です。
世界の潮流としては、死刑もまた人の命を奪う行為であるため、反対する国が多いのです。
ボクは正直言って、遺族の気持ちを考えたときに、死刑制度はあって良いと考えて来ました。
でも、最近は、死刑に反対する気持ちに移りつつあります。
それは世界の潮流を理解したからではありません。
厳しい刑
ボクは死刑に反対する理由。
それは、死刑が甘すぎる刑罰だからです。
人間って、死んでしまったら、それまでです。
犯罪者も同じ。
死刑になるまでは、その苦しみを味わうかも知れませんが、執行されればそれで終わり。
受刑者はそれ以降、苦しむコトはありません。
しかし、遺族はどうでしょうか。
受刑者がいなくなっても、遺族が生きている限り、ずっとずっと苦しみ悲しみます。
しかも、それをぶつける受刑者はこの世にいないのです。
これ、ある意味、残酷だと思うんですよね。
なので、ボクは最近はこう考えます。
死刑よりもっと重い刑罰が必要だと。
つまり、受刑者を死刑にせず生かし続け、生きている間、苦しむ。
具体的にどうするかはボクにも思い付きません。
でも、生きている限り、受刑者に苦悩を与えるコトはできます。
50年間生きたら、50年間の苦悩が続きます。
来る日も来る日も続く苦しみ。
死刑にしてラクにしてしまうよりも、ボクはずっと効果があると思うんですよね。
仮にボクが遺族になったら、そうして欲しいですし。
この話で人道的な観点を持ち出す人がいるかも知れませんが、人道的な観点で言えば、死刑制度が存在する時点で、どっちにしても議論材料なんですから。