人口減少
ボクはこのブログで何度も言ってるんですが、日本と言う国の最大の課題は少子高齢化と人口減少です。
他にも外交や経済など課題はたくさんありますが、圧倒的に少子高齢化と人口減少の解消に取り組むのを優先すべきです。
1本の橋
人口が減っても構わないと論ずる人もいますが、問題の全体像が見えていません。
例えば、A町の人口が1000人、B町の人口が1000人とします。
両町の間には川が流れていて1本の橋がかかっています。
A町にはショッピングセンター、B町には病院があり、どちらの町にとっても、橋は必須。
両町の税金で橋は支えられています。
もしA町もB町も人口が500人ずつに減ったら。
人口が減ったんだから橋も不要となるでしょうか。
もちろんならないです。
人口が半減したので、橋の維持コストは町民1人あたり倍増ですね。
さらに人口が減ったら、その分、町民の負担は増えます。
増税です。
しかし、税負担にも限度がありますよね。
やがて橋を維持するだけのおカネを集められなくなり、橋は崩落。
人口減少により、インフラの数は減らせても種類は減らせないのです。
人口が半分になったんだから、ショッピングセンターと病院のうち、病院をなくそう、とはならないのです。
これが人口減少の大問題。
そして日本は世界の歴史上、最速で人口減少を経験しています。
つまり猛烈な速さで人口が減っているのです。
歴史に例が無いので、例が無いやり方で対策しないと追いつきません。