宝くじ
年末と言えば、年末ジャンボ宝くじも風物詩ですよね。
まあ、もちろんボクは買いません。
ところで、宝くじをどの売り場で買うかが、いつも話題になります。
こんな記事がありました。
このおかしさに気付いた人にとっては爆笑モノです。
多くの人が集まる場所で多くの当選が出るのは、別に開運パワーでも何でも無く、ごく当たり前のことです。
確率
例えば、こう考えてください。
当選確率が1%のくじがあるとします。
売り場Aでは100人のお客さんがくじを買いました。当たりは1本出ました。
売り場Bでは1万人のお客さんがくじを買いました。当たりは100本出ました。
売り場Aでは1本しか当たりが出なかったのに、売り場Bでは100本も当たりが出た!
というわけで、多くの人は、売り場Bが幸運の売り場だと言って殺到するわけです。
ね。
おかしいでしょ。
ボクは昔から言い続けています。
何らかの現象を判断するときは、目先の現象だけでは無く、母数、つまり全体を見る必要があるんです。
上記の売り場Aも売り場Bも当然確率はまったく同じです。
なのに目先の大量当選という数字だけに目を奪われて売り場Bにはるばるやって来る人たち。
母数を見てないんです。
こういうのを、
木を見て森を見ず
と言うんですね。
このブログの読者のみなさんには、ぜひ正しい判断力を身につけて欲しいモノです。
こういう記事もどうぞ。自分の命を守れますよ。