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非天マザー by B-CHAN

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青色LEDでノーベル賞の中村修二氏のふたつの矛盾

つぶやき ビジネス

青色LEDと研究者と企業

 

みなさん、こんにちは!

B-CHANです。

 

青色LEDでノーベル賞を受賞した中村修二氏。

彼は特許に関する日本の法改正に大反対しています。

 

ノーベル賞 中村修二さんが語る

 

特許は会社のもの「猛反対」 ノーベル賞の中村修二さん

 

この記事を読めば中村氏の発言に矛盾があることに気付きます。

それを説明します。

 

社員の研究による発明に巨額の報奨金を与えるのはなぜ間違いなのか

 

研究開発と言うのは失敗の繰り返しです。数多くの失敗を経て、ごく一部の成功があるわけです。

研究社員は研究に失敗してもクビになりませんし失敗しても給料はもらえます。

その間の研究費も給料も全部、会社が負担します。

つまり社員はリスクは負いません。リスクは会社が負うのです。

もし研究が成功して巨額の報酬を与えるとすれば、社員はノーリスク・ハイリターン、つまり、リスクは負わずにリターンだけをもらえることになります。

企業のおカネというのは多くの社員が働いたことによって生まれます。

もし、研究者に巨額の報酬を与えるとしたら、そのおカネは他の社員が働いたことによって生まれたおカネをあげることになります。

研究者は失敗しても給料がもらえ、成功したら巨額報酬がもらえる。

他の社員は研究者じゃないので巨額報酬がもらえる機会は無いのに、研究者が成功したら、自分たちが働いて稼いだ会社のおカネを研究者にあげることになる。

これって、研究者がノーリスクで、他の社員だけがリスクを抱えていますよね。

ものすごく不公平です。

研究者が巨額の成功報酬を求めるのであれば、失敗した時もリスクを負わないといけません。そうすれば公平です。

失敗のリスクは他人、成功の報酬は自分、ではわがまま過ぎます。

 

中村氏の矛盾

 

上記のふたつ目の記事内の中村氏の発言をもう一度見てください。

 

科学者もみんなベンチャー企業を起こす。そういう機会が与えられている

 

 日本でも、研究者がベンチャー企業を起こしてはいけないなんて決まりはありませんよ。

ベンチャー企業を起こしている研究者は日本に何人もいます。アメリカと同じです。禁止されていませんよ。

そして研究者がベンチャー企業を起こせば、そこで成功したら利益は自分たちのモノになりますし、逆に失敗したら損失も自分たちが負うことになります。

つまり、ハイリスク・ハイリターン。企業に巨額報酬を要求する中村氏の主張と真逆なんですよね。ここが中村氏の矛盾のひとつ目。

 

そして、もうひとつ。

もし企業が研究者の成功に巨額の報酬を与えるようになってしまえば、米国のように自らベンチャーを立ち上げる研究者はいなくなってしまうでしょう。

だってわざわざ自分でリスクを負ってベンチャーを起業しなくても、大企業ならノーリスクで巨額報酬がもらえるんですから。

つまり、これも中村氏の主張の矛盾点です。ベンチャー起業を賞賛しながら、企業の巨額報酬を求めている。中村氏の矛盾のふたつ目。

 

企業に巨額報酬を求めるのは不公平です。巨額報酬が欲しいのなら企業をやめて自分でリスクを負ってベンチャーを起業すればいいのです。中村氏はなぜか両方を主張しています。プロスポーツ選手は成功したら巨額報酬がもらえる代わりに失敗したら収入が途絶えたり引退のリスクを負っているのです。ノーリスクの企業内研究者と同一視するのは間違いです。

 

人格批判と混同してはいけない

 

こういう記事を書くと、ボクが中村氏を批判していると勘違いする人が出てくるんですよね。

別に人格批判をしているのではありません。

世の中には、ある意見で対立する相手がいると、その人のすべてを批判する人が多いですが、それは間違いです。

ボクは中村修二氏の能力も行動力も尊敬・賞賛します。多くの日本人が真似できない姿勢は見習うべきだと思っています。

 

彼の、報酬に関する考え方に反対しているのです。

 

ひっくるめて考えるのは間違いだと、以前からボクは言い続けてます。

人間は完璧じゃ無いんだから、正しいことも言えば間違ったことも言います。

今回は中村氏の間違っている点を記事にしてみました。もちろん彼も正しいこともたくさん言っています。

 

こちらの記事も面白いです。


特許は会社のもの? 発明者のもの? 特許の帰属をめぐる不毛な争い - 竹内研究室の日記

 

 

ひっくるめることのおかしさを詳しく説明した関連記事も読んでくださいね。

 

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