統計の扱い方がおかしい
みなさん、こんにちは。
足が長くて悩んでいるB-CHANです。
まあ、それは良いでしょう。
ところで、犯罪が起こった時に、犯人の自宅から何かが押収されたという報道がありますよね。
例えば、
「幼女監禁事件の犯人の自宅から幼児趣味雑誌などが出てきた。」
みたいな。
で、幼児趣味雑誌を規制しよう、なんていう話になるわけです。
論理的思考力のある人なら、この話がおかしいことにすぐに気が付きますよね。
次の文を考えてみてください。
「犯人100人の自宅を捜索すると、100人全員の自宅に冷蔵庫があった。」
うおー!冷蔵庫は危険だ。冷蔵庫を規制しよう。
ってなった人いますか?
いたら豆腐の角に頭をぶつけてください。
因果関係
因果関係という言葉を知っていますか?
原因と結果の関係ですね。
冷蔵庫が原因で犯人は人の命を奪ったのでしょうか。
違います。
犯人はみんな生活に冷蔵庫を必要としていた。だから冷蔵庫を買った。
それが正しい順序です。
冷蔵庫を買ったから罪を犯したわけではありません。
幼児趣味雑誌も同じです。
幼児趣味雑誌を買ったから幼女を監禁した。
違いますね。
逆です。
幼女を監禁したいタイプの人間だから幼児趣味雑誌を買ったわけです。
だから犯罪を防ぐために幼児趣味雑誌を規制することに意味はありません。
「でも幼児趣味雑誌から影響を受けたかもしれないじゃないか〜」
という人も出てくるでしょう。
それを言うのなら、世の中の全てのモノを規制する必要がありますね。
「電話機を買ったから振り込め詐欺をやりたくなるかもしれない」
じゃあ電話機を規制しましょうか。
「金属バットを買ったから人を殴りたくなるかもしれない」
じゃあ金属バットを規制しましょうか。
わかりましたか?
統計の取り方と因果関係のおかしさに気づいてください。
似たような記事
↓