きちんと物事を考えないと、かえって気の毒なことになる
大阪市天王寺区の無報酬デザイナー募集計画が結局中止だそうです。
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以前、ボクは、こんな記事を書きました。
無報酬でのデザイナー募集を批判することは、かえってプロデザイナーを苦しめることに気付いていますか?
中止は残念ですねえ。
無報酬募集のメリットは、
- 区は余計な税金を使わなくて済み、区民にメリットがある。
- デザイナーは区に作品が採用されることで採用実績を積み上げられる。
そして、無報酬で割りが合わないと思ったデザイナーは応募しないので、どのデザイナーも損しないわけです。
しかし、批判を受けて中止してしまうと、
- 区は同じ事をするのに税金を使う必要がある。
- デザイナーは区に採用されるチャンスを失う。
すでに4人の応募があったらしいですが、中止によって、彼らのチャンスは消えました。
彼らは無報酬である事を知りつつ応募しました。つまり、そこにメリットがあるからです。
この無報酬募集はメリットがたくさんあるのに、目先で判断してしまうと、区も区民もデザイナーもみんながメリットを失うわけです。
本当に残念だと思います。
区は批判に負けずに、良い計画として実行して欲しかったです。
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