カーナビ
ボクが人生で初めてカーナビを買ったのは、ホンダのCR-Vと言うクルマを買ったときです。
クルマとセットで買いました。
まだ20世紀。
カーナビは極端に珍しいと言うほどでは無かったんですが、まだまだカーナビを使っている人が少ない時代でした。
ご存じの通り、カーナビの中身はコンピュータそのもの。
つまり、当時のカーナビは、当時のパソコンの性能レベル。
スピード制限
カーナビは小さな画面に地図を表示するため、当然ですが、広大な地図の一部しか表示しません。
それを、クルマの進行に合わせてスクロールさせて、表示範囲を変えていくわけです。
当時のパソコンは現在のパソコンと比べて圧倒的に処理速度が遅いですよね。
カーナビも同じ。
当時のカーナビを担うコンピュータの性能は非常に低かったのです。
そのため、クルマの進行速度が速いと、カーナビの地図のスクロールが追い付かないのです。
ボクが使っていたそのカーナビは、高速道路には非対応。
原則として、時速40kmまでにしか対応できないカーナビだったのです。
当時のカーナビとして、それは珍しい仕様では無く、みんなそんな感じでしたし、ボクもそれが当然だと思っていました。
数年間、そのカーナビを使ったとき、車上荒らしに遭いました。
その様子は、以前に書きました。
車上荒らしに遭ったおかげで、保険が適用され、低価格で最新のカーナビに買い換えるコトができました。
わずか数年間ですが、コンピュータの進化はすさまじく、カーナビは当然のように高速道路対応。
クルマの速度が速すぎて地図が追い付かないなんてコトは皆無でしたし、地図データの詳細さもナビ音声の明瞭さも桁違いでした。
2006年に東京に移住してクルマも捨てたので、カーナビに触れる機会も減りましたが、最近は、スマホの性能が成熟化したように、カーナビの性能も成熟化しました。
たまにカー用品店でカーナビを見たりしますが、進化はほとんどありません。
そう言えば、PlayStationが初めて登場したときは衝撃的でしたが、PlayStation 4からPlayStation 5に変わっても衝撃と言うほどではありませんでした。
黎明期のコンピュータの進化は良い思い出です。