IDO
みなさん、日本移動通信株式会社を覚えていますか?
かつて存在した携帯電話キャリアのひとつです。
いまは大手キャリアはドコモ、au、ソフトバンクだけですが、昔は他にもあったんですよね。
そのひとつが日本移動通信株式会社でした。
IDOと言うブランド名でした。
携帯電話
なぜボクがIDOと言うブランドを思い出したのか。
それは、携帯電話と言う言葉に違和感を感じたからです。
かつて、電話は家庭や職場に固定されているモノでした。
固定電話です。
やがて携帯電話が登場し、普及しました。
しかし、固定電話に対して、なぜ、携帯電話なんでしょうか。
固定電話に対する携帯電話。
固定に対する携帯。
対義語ではありませんよね。
どちらかと言えば、固定電話に対する移動電話の方がスッキリします。
日本移動通信株式会社は端的に表していたんですよ。
なのに誰もが携帯電話と言う言葉に違和感を感じず普通に使っています。
携帯電話の最大のメリットは携帯できるコトでは無く移動できるコトなのに。
いまや、電話と言う言葉すら不要になりました。
携帯と言うだけで携帯電話を指します。
ちなみに、英語ではmobile phoneのような表現をしますが、やはり移動と言う意味が使われています。
携帯すると言う意味の単語はあまり使われないんですよね。
なぜ日本では、移動電話では無く、携帯電話と言う言葉が普及したのか。
いまでもボクは不思議なのです。