パスコード
昔、と言っても、数年前までですが、iPhoneを操作するための、いわゆる「ロック解除」のためには、パスコードが必要でした。
パスコードを10回間違えると、iPhoneを初期化すると言う機能もあります。
とにかく、自分以外の他人に使われてしまうのを、とことん防ぐ安全設計なわけです。
その代わり、自分でもパスコードを忘れてしまうと、取り返しがつきません。
初期化するしか無いんです。
なので、ボクは、iPhoneのパスコードを4桁の数字にしています。
6年前に、こんな記事を書いていましたね。懐かしい。
指紋認証・顔認証
まあとにかく、本人ですら使えなくなるくらい、iPhoneのセキュリティは強力だったわけです。
ところが、その後、指紋認証が登場し、現在のiPhoneは顔認証。
これって、利便性の向上であって、セキュリティの向上では無いんですよね。
むしろ、セキュリティ面では下がっています。
有名なのは指紋認証。
本人が眠っている間に指をiPhoneに押し当てられてしまえば、カンタンにロック解除。
では、顔認証は?
単に顔をiPhoneの正面に持ってくるだけではダメで、画面を見つめないとロック解除できない設定が可能です。
これなら、本人が眠っている間にはロック解除できない理屈です。
でも、寝ている間にiPhoneを顔の前に持ってきておいて、本人を無理矢理起こしたらどうでしょうね。
寝起きの寝ぼけた状態で、目の前にiPhoneがあったら、意識せずに見てしまいそうですよね。
つまり、指紋認証も顔認証も、他人によって突破される可能性があるわけです。
繰り返しますが、指紋認証や顔認証はセキュリティの向上では無く、利便性の向上のために作られたモノです。
便利さを採るか、安全を採るか。
よく議論される話題ですが、iPhoneの世界でも同じコトが起こっていると言うことです。