iモード
日本の携帯電話で一世を風靡したiモードが終わりますね。
まさに携帯電話とインターネットの融合。
しかし、数年後に登場したiPhoneも、スティーブ・ジョブズは携帯電話とインターネットの融合だと発表しました。
操作性
ボクはガジェット好きなので、iモードなど様々な携帯電話の機種やサービスを利用して来ました。
そんなボクがiPhoneを初めて使ったとき、衝撃を受けました。
良く言われるコトですが、Apple自身は新しい技術をほとんど何も生み出していません。
インターネットも携帯電話もパソコンのマウスもウインドウシステムも。
では、Appleの何がおそるべきなのか。
それは操作性なんです。
iモードの頃の携帯電話。
覚えているでしょうか。
地図アプリの動きはカクカク。
カーソルキーを使っての文字単位の移動。
ところがiPhoneでは、地図はスムーズにスクロール、回転、拡大縮小。
8ビットパソコンがスーパーファミコンに移行した、と言えばわかるでしょうか。
そこなんです。
そこがiPhoneなんです。
スクロールにしても、普通にスムーズに動かせば良いハズなんですが、自然界の動きに近づけるために、どんどん加速スクロールして、端まで来るとポヨンと跳ね返る。
指を離すといきなり止まるのでは無く、だんだんゆっくりになって、やがて止まる。
慣性スクロールですね。
こんな操作性は、それまでの携帯電話どころかパソコンにもありませんでした。
すごいのは携帯電話とインターネットの融合ではありません。
そんなのは時代が進めば誰かが実現したでしょう。
あの操作性を小さな携帯電話の中で実現したセンス。
もし、スティーブ・ジョブズがあれを取り入れなければ、いまでももしかしたら、スマートフォンの操作性はカチッとしたモノだったかも知れません。