非天マザー by B-CHAN

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Mac、iPad、iPhoneの操作の棲み分け

似て非なる3機種

 

 

みなさん、AppleのWWDC 2022はどうでしたか?

Macの新機種、新しいOSなどが発表されましたが、革新的なモノはありませんでした。

まあそれはそうですね。

革新的なモノなんて10年に1回、20年に1回も出れば良くて、その間は、性能の進化の期間だと言えるでしょう。

 

Appleの主要3製品は、Mac、iPad、iPhone。

どれもコンピュータです。

iPhoneは大きく異なるので良いんですが、MacとiPadはかなり近づきました。

どう区別すべきでしょうか。

 

 

手の動かし方

 

 

有名な話ですが、Macはずっとタッチパネルには対応していません。

たぶん、今後も対応しないでしょう。

ボクは過去にこんな記事を書きました。

 

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Macはパソコンであり、画面は立てて使うのが基本です。

立っている以上、タッチパネルにすると、手を持ち上げて操作する必要があります。

Macのトラックパッドは非常に優秀であるため、スマホやタブレットに近い感覚で操作でき、しかも指で画面が隠れません。

これはMacの大きなメリットです。

その代わり、トラックパッドを装備する必要があるため、筐体デザインが必然的に限られます。

 

逆に、iPadは、Macにはできない操作を実現します。

なぜならiPadはモバイル製が高く、手を持ち上げなくても画面にタッチできるからです。

その代わり、画面が指で隠れるデメリットがあります。

今回のWWDCで発表された新しいiPadOSでは、アプリのウインドウを扱いやすくなります。

つまり、よりMacに近づくわけです。

 

Mac……トラックパッドで操作できる。

iPad……タッチパネルで操作できる。

 

この棲み分けができるので、今後もMacとiPadは並立し、統合される可能性は低いでしょう。

 

一方のiPhone。

すっかり大型化してしまいました。

ボクは大型のスマートフォンが好みなので、この傾向には賛成です。

画面が大きい方が文字や映像を見やすいからです。

 

しかし問題があります。

それは操作性です。

 

さっき書いたMacとiPadの操作性の棲み分けとは別に、iPhoneが果たすべき役割は、ズバリ、

 

  • 片手で操作できる

 

点であるべきだと考えます。

iPhoneには、簡易アクセスと言う機能があります。

現在のiPhoneは縦に長いので、指が上の方まで届きません。

なので、簡易アクセス機能で、画面を下に下ろすわけです。

 

しかし盲点があります。

それは、現在のiPhoneは横にも大きいと言う点です。

 

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横にも大きいため、キーボードを左右に寄せる機能が搭載されているわけですが、左右方向に操作が必要なのはキーボードだけではありません。

例えば、目立つところでは、ウェブブラウザで前のページに戻るには、画面の左端から右方向にスワイプする必要があります。

また、前のページに戻るのに、画面の左上のボタンを押すユーザーインターフェース(UI)もたくさんあります。

こうなると、簡易アクセスを使っても、右手だけでタップするのは無理があります。

 

MacとiPadで操作性を棲み分けているのとは別に、iPhoneでは徹底的に片手操作にこだわって欲しいんですよね。

つまり、AppleはUIのガイドラインを刷新して、右利きの人用のUI、左利きの人用UIに切り替えられる機能を搭載すべきなんです。

右利きの人用なら、あらゆる操作ボタンは画面の右半分、下半分に集中するUIです。

 

正直言って、機能面、性能面では、世の中に、iPhoneを上回るライバル機も存在します。

しかし、Appleの特徴はカタログスペックでは無く、操作性です。

 

例えば、各社の地図アプリでは、画面の拡大縮小するのに、ダブルタップが使えますよね。

 

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それは、片手で操作しやすい仕様です。

 

そろそろiPhoneのUIを再発明して、あらゆる操作を片手で行えるようにすれば、それは大きな差別化になるとともに、ユーザーにとっても絶大なメリットだと思うんです。

 

新しいOSで新機能を搭載して市場での競争に勝つ必要はもちろんわかりますが、他社に無い企業体力を持っているAppleなら、今のうちに、斬新で使いやすいUIを発明できると思うんですよね。