保険
ボクはファイナンシャルプランナーの端くれのひとりですが、他のFPの人が書いた文章を読んでいると、変だなあと思うコトがあります。
保険会社が儲かるので保険に入らない、と言う理論です。
事業会社
保険なんて、保険会社が儲かるだけなので入る必要はありません、と言う理論。
この理論のおかしさにすぐに気付けますか?
大前提として書きますが、公共事業では無い以上、あらゆる事業会社は儲けるコトが目的です。
儲けるから事業が存続でき、事業が存続できるから、社会に対してサービスやモノを提供し、従業員に給料を払うコトができるのです。
例えば、自動車メーカーが儲かるから自動車を買わない、なんて変でしょ?
スーパーが儲かるからスーパーでは買わない。
家電メーカーが儲かるから家電を買わない。
どれも変です。
ストーブを買ったらストーブの会社を儲けさせるだけなのでストーブを買わずに寒さをガマンしよう。
それって良いコトですか?
それで凍死したり健康を害したり。
自分が必要とするモノはきちんと手に入れ、その結果、相手も儲かる。
これこそが、Win-Winの関係であり、社会的にも効用が最大化するのです。
もちろん保険でも同じ。
ボクは、かつて保険業界にも在籍し、保険のメリット、デメリットを知り尽くしたつもりです。
必要な人が必要な保険に入っていないと、思わぬ不幸を招きますし、不要な人が不要な保険に入ってしまうと、思わぬ不幸を招くのです。
つまり、その人が、何を必要とするか、が大事なのです。
相手を儲けさせるのを避けるために、自分の生活を変える。
そんな人こそ、相手によってコントロールされているんですよ。
まともなFPなら、その人に合ったプランを提示すべきであり、事業会社の儲けの度合いによってプランを組むような愚かなコトはすべきでは無いのです。