地道なブログ修正作業
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
この数カ月間、アクセス数が安定していたこのブログですが、8月26日の8時頃から、このブログへのGoogle検索流入が急拡大してます。
それまでの3倍から5倍のペースです。
もちろんアクセス数も増えています。
2日前にGoogleの順位の大変動がありました。
Google検索順位の大変動が来た - 非天マザー by B-CHAN
ただ、その時は、このブログは大した影響も受けず、あいかわらずのアクセス数でした。
それがここに来ての急拡大。
これはおそらく、Googleのアルゴリズム変更ではなく、ボクがここ数週間、地道にSEO対策の作業をして来た効果が出てきたのだと思われます。
そこで、どんな作業をして来たのかを簡単に書いてみます。
記事タイトルの左端に重要キーワードを寄せる
記事のタイトルはHTMLのtitleタグになるので検索エンジンからは非常に重視されます。なので、記事タイトルにはできるだけ重要キーワードを入れるべきです。
その際、重要キーワードを左(先頭)に近づける努力をします。
ボクも過去の記事のいくつかのタイトルを変更しました。このブログはiPhone関連記事がメインなので、iPhoneというキーワードはなるべく先頭にします。
例えば、
「あなたが知らないiPhoneの使い方」
よりも、
「iPhoneがさらに便利になる3つの設定。あなたの使い方は間違っていませんか?」
の方が感覚的に刺激がありませんか?
検索エンジンは賢くなっているので、検索エンジンを人間だと想定してください。
人間が知りたい情報を検索する時に、前者のタイトルよりも後者のタイトルのほうが検索されやすいキーワードがたくさん含まれています。
前者だと、検索に良く使われそうなのは、
「iPhone」「使い方」
くらいです。
後者なら、
「iPhone」「便利」「設定」「使い方」「間違い」
が良く使われそうですよね。
人間が実際に検索しそうな言葉を含め、しかも重要キーワードを左に寄せる。
これを心がけました。
imgタグにalt属性を付け、title属性を外す
imgタグのalt属性とtitle属性に関しては、以前の記事を読んでください。
alt属性とtitle属性のSEO的に間違った使い方 - 非天マザー by B-CHAN
ここでも検索エンジンを人間に置き換えてください。
目の見えない人には画像は見えませんが、文字を音声として読み上げれば耳では聞こえますよね。
検索エンジンも絵は理解できなくても文字は理解できると考えればOK。
imgタグ内のwidth属性の"320px"を"320"に修正
これはボクのミスです。
HTMLの知識がまだまだ足りないボクは、多くの記事で、imgタグ内の画像の横幅を示すwidth属性に関して、間違って、width="320px"と書いてしまっていました。
正しくは、width="320"ですね。
CSSではpxなどの単位表示が必要ですが、HTMLのwidth属性ではpxを付けてはいけません。
これはルールを知らなかったボクの問題なので、半泣きになりならが修正しています。
修正しなくても表示に問題は無いんですが、シンプルで文字の少ない正しいHTMLこそ検索エンジンにとっては読みやすいですからね。
そうです。シンプルな文が読みやすいのは検索エンジンも人間も同じなのです。
リストタグ<ol><ul><li>を使う
箇条書きをするときに、左端に「・(中点)」を付けて、
・メロンパン
・クリームパン
・ジャムパン
と書くのはやめましょう。
きちんとリストタグを使って、
- メロンパン
- クリームパン
- ジャムパン
と書きましょう。
リストタグ内のキーワードを検索エンジンは重視してくれます。
関連記事は記事内容と関連あるモノに厳選
本文の途中や最後に、関連記事を載せることが多いと思います。
その際の注意点を先日書いたので、参考にしてください。
SEOとして良くない事例。ボクがやってしまったブログの関連記事に関するミスを紹介します。 - 非天マザー by B-CHAN
関連記事を載せること自体は、アクセス数を増やすためには必須なのでどんどん行いましょう。
ただし、何でもかんでも関連記事として載せると、検索エンジンは評価を下げるということです。
あなたがいま読んでいるこの記事を見てください。
各所に適切な関連記事(ホントに関連した記事)をちりばめてありますよね。
広告に上には「広告」「スポンサーリンク」と表示
Google自体がアドセンスという広告事業をしているので、広告そのものは悪では無いです。
ただし読み手が不快になるような配置は避けましょう。
例えば、本文の一部だと思ってクリックしてみたら広告だった、なんてことになれば、その時はクリック数が稼げますが、その人は二度と見に来てくれないかもしれません。
目先の利益より長期的な視野を持つほうがSEOとしては効果的です。
本文ときちんと区別が付くように、広告の上には「広告」や「スポンサーリンク」と表示しましょう。
記事を画面外に押し出してしまう広告を記事の上に載せない
ブログを見に来たら、まずは巨大な広告が表示されて、スクロールさせないと本文が見えてこない。
特にスマートフォンではありがちですが、これはマズいです。
検索エンジンは評価を下げてしまいます。ペナルティを食らうかも。
あくまでも本文が主役で広告は脇役。
記事の上には広告を載せないか、小さな広告にしておきましょう。
小見出し(hタグ)にもキーワードを入れる
記事タイトルと本文だけ、では読みにくいです。
あなたが読んでいるこの記事にも項目ごとに小見出しがありますよね。
h1タグはブログの名前であることがほとんどなので、h2からh5タグをきちんと使って読みやすくします。
hタグも検索エンジンは重視するので、重要キーワードを入れましょう。
あと、h5タグの小項目としてh4タグを置いてしまうような間違いをしないように。
必ず大項目の中に中項目、少項目を。
URLも意味ある語句にする
URL自体もSEOの対象です。
例えば、
http://www.b-chan.jp/entry/20130131/1359620472
では、検索ワードが含まれませんが、
http://www.b-chan.jp/entry/seo/related-links
のようにしておけば、"related"や"links"が検索の対象になります。
また、記事のカテゴリごとに"seo"などのサブディレクトリを作れば、さらに検索エンジンが理解しやすくなります。
記事の数を増やす
このブログでは現時点で記事の数は1800を超えています。毎日1記事ずつ書いても5年ほどかかりますね。
一度書いた記事はずっと残ります。
仮にひとつの記事に1アクセスしか無くても、1800記事あれば、それだけで1800のアクセス数になります。
ロングテール戦略ですね。
記事が多ければ多いほど有利になります。
毎日がんばって書きましょう。
ひとつの記事はひとつのテーマ、ひとつのキーワードに絞る
ひとつの記事の中に、iPhoneの話題、テレビドラマの話題、英会話の話題がバラバラに書かれるのは好ましくないです。
もし3つの話題を書くなら、カテゴリを分けて、3つの記事にしましょう。
iPhoneのことを調べるために来た読者がテレビドラマの話題を読まされるのは不快ですからね。
検索エンジンも評価を下げます。
アンカーテキストには意味のある言葉を使う
というリンクの設定は良くないです。
「こちら」という語に意味は無いからです。
検索エンジンで「こちら」という語で検索する人はほとんどいませんよね。
としておけば、リンク先が何であるのかが良くわかります。
目の見えない人が
「こちら」
という音声を聞いても内容がわかりませんが、
「非天マザー - トップページ」
と聞けば、リンク先が何のページなのかがわかりますよね。
あくまでも人間のことを考えて。
本文内に広告は貼らない
本文内に広告を貼るかどうかは自由です。
ただ、時間が経つと古い広告が機能しなくなったり広告業者が撤退したりします。
そうなると、その広告を載せた記事はリンク切れの存在する不良ページになってしまいますよね。
記事内に広告を貼ってしまうと、過去の記事にさかのぼってチェックするのが大変です。
記事数が増えてくると、ほとんどお手上げです。
ボクは過去の記事をひとつひとつ見直して、記事内広告を基本的に外していっています。
広告は記事の上下とかサイドバーなどの共通部分に置いておけば、記事の差し替えなども1回で済むので簡単です。
どうしても記事内に広告を貼るなら、Amazonのように長期安定したサイトの広告で、しかも本文に関連した商品を載せます。
エラーチェックツールを使う
HTMLを正しい文法で書くことはSEOにとっては重要を超えて必須だと思います。
タグの閉じ忘れなどの基本的な文法ミスは致命的です。
文法がめちゃくちゃな文章を人間が理解できないように、文法エラーだらけのサイトは検索エンジンが理解できません。
文法チェックツールを使ってエラーを修正しましょう。
ボクもたくさん修正しましたよ。
SEO対策に重要。サイトのHTMLタグの閉じ忘れをチェックするブックマークレット。 - 非天マザー by B-CHAN
あと、Lintという構文チェックツールも使うと良いと思います。
HTMLはバージョンによって文法が違うので、Lintで完全にエラーを撲滅することはできないと思いますが、さっき書いた、width="320px"のような単純ミスを発見できるので、たまに使うと良いと思います。
ボクの場合、ひどいページになると、width="320pix"とか、数字を全角文字で書いてしまってるページもありました。あるいは、ひとつのimgタグ内に2つのalt属性とか。我ながら恥ずかしい。こうなると、そのページは検索エンジンからはスルーされてもおかしくないですね。
短い記事は削除
写真だけの記事とか、ひとことだけの記事など、極端に短い記事は評価を下げます。
評価の悪い記事が存在すると、そのページだけではなく、サイト全体の評価にも悪影響を与えます。
中身の無い記事は思い切って削除しましょう。
あなたの昨日の夕食の写真だけのページを見て喜ぶ読者はほぼゼロです。
(あなたが芸能人なら別ですが。)
あくまでも読者の立場で考えます。
長いからすばらしい記事だとは限りませんが、最低でも500文字のコンテンツを書くようにボクは心がけています。
関連記事を表示するウィジェットを貼る
このブログでは、本文の下に、同じカテゴリーの関連記事を表示してくれるウィジェットを貼っています。
これによって直帰率(1ページだけ見て帰ってしまう率)を下げることができます。
さっきも関連記事に関して書きましたが、本文内に手作業で関連記事を貼るのが面倒な人に向いているかも。
こちらのウィジェットを使わせて頂いています。
はてなブログで表示エントリのカテゴリに関係するエントリを「あわせて読みたい」として表示するウィジェット - 太陽がまぶしかったから
コードが公開されていて、自分のブログに合わせてカスタマイズできるので使いやすいです。
役立つ記事はどんどん公開する
今の検索エンジンは賢いです。
昔のようにリンクを増やしまくってサイトの人気を偽装しても通用しません。
きちんと中身を評価します。
中身のある記事とは、言い換えれば、人の役に立つ記事です。
例えば、あなたが読んでいるこのSEO対策の記事。
これを読んで多くの人がSEO対策をしてしまうと、みんなのサイトの検索順位が上がって、相対的にボクが不利になると考えてしまうかも知れません。
ブログの二択。
- 自分が不利になるから役立つ情報は黙っておく。
- 他人の役に立つから公開する。
良い情報は黙っておけば、確かに独り占めできるかもしれません。
しかし逆に良い情報を公開して多くの人に見てもらえば、それによって検索エンジンの評価が上がり、検索順位が上がり、多くのリピーターを生み出すかもしれません。
マーケティングを学んだ人はわかると思いますが、ビジネスでは新規顧客を獲得するコストは、リピーターを獲得するコストの数倍かかります。
飲食店で言えば、初めてのお客さんを獲得するには宣伝するしか知ってもらう方法はありませんが、来てくれたお客さんにおいしい料理を出せば、そのお客さんは次も来てくれます。おいしいということを知っているので2回目からは宣伝はいらなくなりますし、口コミで誰かを連れてきてくれるかも知れません。
つまり、いかに多くのリピーターを獲得するかがビジネスでの成功のカギです。
ブログも同じで、リピーターを獲得するには、良質な記事を書き続けるしか無いんですね。
黙っていても誰も来ません。
目先の損よりも、長期的な得を取ればいいんです。
丁寧な作業、マメな作業が流入を増やす。
ボクは、ここ数週間、実際に色んなSEO関連の作業をして、しかもまだ作業は完了していなくて、今も続けています。
過去に書いたひとつひとつの記事を隅から隅までチェックし、いろんなSEO対策を調べ、丁寧に適用しています。
とても手間がかかります。
1年ほど前までは毎日、自分でも驚くようなアクセス数がありました。
その後、アクセス数が下がり始めた時、確かに記事の作り方が乱雑になっていました。
広告も片っ端からデタラメに貼り、脈絡もない記事も載せました。
記事を書かない日もありました。
そうやって手を抜けば、見事にアクセス数は減っていきます。
ネットだからといって、ラクして稼ぐ方法はありません。
丁寧に、マメに、時間を掛けて、慎重に、たくさんの勉強をして、スキルアップをして、役に立つことは惜しみなく公開して人の役に立つ。
記事タイトルひとつ考えるのも限界まで考えぬく。
書いた記事は何度も読み返して書き直して納得してから公開する。
これが、ブログでもビジネスでもうまく行く秘訣では無いでしょうか。
世の中って、うまくできてますよね。
世の中の大半の人は普通のことしかしないので、他の人が寝てる間にも行動すればうまく行くんだよ、という話で、この記事を終わります。
寝た子は起こさない理論……儲かるしくみ / 石原明著 - 非天マザー by B-CHAN