天ぷらなど、どうでもいい
みなさん、こんにちは!
最近、ジャーナリストの津田大介氏が、安倍首相の会合についてTwitterで発言し、それに大して大騒ぎになっています。
詳しくは、あちこちに書かれていますが、こちらがわかりやすいですね。
↓
津田大介氏「天ぷら総理」を批判し炎上!メディアのフルコースを嗜む。|| ^^ |秒刊SUNDAY
みなさん、どう思いました?
きちんと考えるチカラのあるみなさんなら、すぐに間違いに気づきますよね?
わかりやすい読み間違いの例を貼っておきましょうか。
↓
ドカ雪なのに天ぷら食して、なんたらで騒いでる人々がいるようですが、私も天ぷらうどんを食べながら日本の事を我が国のように考え即座に山梨の状況をツイートしました。何を食べていたかがそんなに問題なのでしょうか?叩きどころを間違えるとそれこそ滑稽ですよ。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) 2014, 2月 17
フィフィさんには日本語は難しかったのでしょうか……。
日本語は世界的にも難しい言語なので、多くの人が読み違えるのも無理もありませんが、あらためて学んでほしいです。
津田氏の文脈をよく見てみましょう。
わかりますか?
大事なのは文面そのままではなく文脈です。
彼は天ぷらを食べたことを批判したのではないんです。
災害時なのに、緊急性の低い会合を優先したことを批判しているわけです。
それをああいう文面で書いたわけです。
彼が天ぷらを批判する「どうでもいい」気持ちなんて持って無いことは、文脈がわかる人ならすぐに察知できるんですが、文脈がわからない多くの人が、
「断食しろと言うのか!」
みたいな、わけのわからない攻撃をするわけです。
さっきのページを見ればわかるように、彼は断食しろなんて言ってなくて「弁当食べればいい」とはっきり書いています。
なのに断食しろと読み取った人はまったく読解力が無いと言わざるをえません。
彼は食事の内容を批判したわけではありません。
あの会合で天ぷらじゃなくて質素な弁当なら彼はOKしたのかと言えば、そんなことは無いからです。
天ぷら自体を批判してツイートするなんて不自然だということ気づかない人がこんなにたくさんいるのは、やはり国語の勉強を疎かにしてきたからなんでしょうか?
外国人には難しいかもしれませんが、日本人は日本語を正確に読み解く能力を向上してもらいたいなあ、と今回の件を見て思いました。
ちなみに、天ぷら批判ではなく会合批判であることは津田氏も後できちんと書いています。
↓
天ぷらはどうでもよくて、あのタイミングなら「会食」はキャンセルしても良かったんじゃない?という話です。優先順位として。 RT @yosdady: @eringe1 @tsuda 前後見たって、天ぷらが不適切って、ちっとも思わんなぁ。不適切の線引きって、結局マイルールでしょ。
— 津田大介 (@tsuda) 2014, 2月 17
まあ、こんなこと言われるまでも無く当たり前なんですが、それに気づかない人がたくさんいたのは日本人としてちょっと残念でした。
日本語は見た目そのままではなく、文脈を織り込むことができる素晴らしい言語なんですよ。
P.S.
別にボクはこの記事で安倍首相を擁護も批判もしてませんし、津田氏を擁護も批判もしていません。
単に多くの人が文脈を読み間違えたと書いているだけですので、どうか読み間違えないようにお願いしますね!