非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

GAFAMと日本企業の時価総額グラフを眺めながら

GAFAMと日本企業

 

 

世界の大企業を表す言葉にGAFAと言うモノがあります。

言うまでも無く、

 

  • Google
  • Apple
  • Facebook
  • Amazon

 

のコトです。AppleとAmazonの順序は逆かもしれません。

しかし、株式時価総額で言えば、Microsoftも外せないので、ここでは、GAFAMとしておきます。

これらと、日本企業の時価総額をビジュアルで見比べてみたくなりました。

そこで、それぞれ、データを引用してみます。

 

GAFAMに関しては、ここから2019年10月末時点。

 

世界時価総額ランキング2019 ― World Stock Market Capitalization Ranking 2019

 

日本企業に関しては、ここから2019年11月28日時点。

 

時価総額上位:株式ランキング - Yahoo!ファイナンス

 

為替は、1ドル=109円としました。

それらをグラフ化したのが、この図。 

グラフの中の、AlphabetはGoogleの持株会社の名前です。

時価総額グラフ

 

 

時価総額の差が大きすぎる

 

 

日本企業に関しては、1位のトヨタ自動車から8位のKDDIまでを記載しました。

トヨタ自動車が約25兆円。それ以外がだいたい10兆円前後。

ちなみに経営統合を発表したZホールディングスとLINEに関して言えば、

 

  • Zホールディングスが約1兆8500億円
  • LINEが約1兆円

 

なので、足して約3兆円。

これらがソフトバンクグループに入るとして、ソフトバンクグループは10兆円前後。

 

一方、GAFAMで一番小さなFacebookが約60兆円。

残りの4社がそれぞれ100兆円前後。

文字で書くよりも、上のグラフを見た方がわかりやすいですよね。

とにかく規模が全然違うのです。

 

株式時価総額とは、企業の規模を表す指標のうちのひとつに過ぎません。

定義は、

 

株価 × 発行済み株式数

 

です。要は、出資者が会社に払い込んだ金額の総額ですね。

そのおカネを使って企業は活動します。

すると、時価総額が大きいほど、企業は多くの資金を使える(もしくはもう使っている)コトになります。

GAFAMはIT企業なので、日本で関連が深いのは、日本電信電話、NTTドコモ、ソフトバンクグループ、ソニー、KDDIあたりでしょうか。

ただ、GoogleやAppleなどは、自動運転もやりそうなので、トヨタ自動車もライバルになるかも知れません。

 

すでに世界の市場を制覇しているGAFAMですが、これだけ巨大な資金を使えると、もはや日本企業はライバルにならない状態です。

Amazonなんて、日本市場だけで1年間に数兆円の投資をしたと言う話もあります。

とてもそんな巨額を投資できる日本企業はありません。

その巨額を、顧客へのサービス向上のためにつぎ込むので、ライバル他社に対して差を広げるばかりです。

Amazonの決算と言えば赤字であるコトが多いんですが、それはすなわち、利益を出すコトよりも、そのおカネをサービス向上のための研究開発につぎ込むコトを意味します。

Amazonはそれが許される珍しい巨大企業です。

Appleやトヨタ自動車やソフトバンクグループが巨額の利益を生み出すのとは対照的です。

Yahoo!とLINEの統合で時価総額は3兆円ほどと書きましたが、競合のFacebookは60兆円。

これも、まともには勝負になりません。

実際、世界における、SNSのシェアでは、Facebookが圧倒しています。

 

blog.btrax.com

 

 

LINEが世界で2億人ほどなのに対し、Facebookは22億人以上。同じFacebookグループのWhatsAppが15億人、さらに同じFacebookグループのInstagramは10億人。

ソフトバンクグループのYahoo!がLINEを獲得して世界に打って出ようとしても、すでに規模感が桁違いで、さらにさっき書いたように、資金力も桁違い。

ソフトバンクグループが他社と違うのは、携帯電話キャリアであると言う点ですよね。

Googleは広告とプラットフォーム、Amazonはサーバーと消費者サービス、Facebookはソーシャルプラットフォーム、Appleはハードウェアとプラットフォーム。

一方、NTTドコモとKDDIはキャリア。

そんな中でソフトバンクグループは、キャリアとプラットフォームの両方を手に入れます。

かつてのNTTドコモのiモードがプラットフォームでしたが、もはや終焉です。

KDDIはプラットフォームらしいモノは持っていませんし、あったとしても存在感はありません。

そうなると、ソフトバンクグループが仕掛けるのは、国内では無双の立場を土台にしての世界侵略。

キャリアとしてのノウハウを活かせれば、東南アジアなどでのキャリア事業に乗り出すかも知れません。

アメリカではすでにスプリントを買収しましたが失敗しました。

独禁法の壁がありました。

それもノウハウですよね。

恐らく、そのノウハウを元に、アジア市場を攻めていく気がします。

キャリア事業を行うプラットフォーマー。

これだけは、GAFAMにもNTTドコモにもKDDIにもできないコトなので。

 

時価総額ではすでにアメリカのGAFAMやBATなどの中国企業が支配的になりつつあります。

また、スマートフォンではアメリカのApple以外はほぼ韓国と中国が支配的です。

資源を持たない日本は技術で世界に存在感を示さないと生き残れないんですが、その技術で、平凡なポジションになってしまいました。

おそらく現時点で世界で戦える日本企業はトヨタ自動車かソフトバンクグループくらいなので、ぜひ、トップに立ってもらいたいモノです。

個人的には、日本のスマートフォンが世界で勝てれば良いんですが、残念ながらそのチカラはありません。

Appleが負ければ、もはや世界中のスマートフォンは韓国・中国製になります。

そこをアジアから突破できそうなのはソフトバンクグループなんですよね。

そんなソフトバンクグループが減損処理で大きな赤字を出しました。

もしコケると、世界を相手に戦える企業が無くなるので、ここは持ちこたえて、日本企業として世界で存在感を示してほしいですね。

NTTドコモやKDDIにも追随して欲しいですが、この両社はドメスティックな領域で満足しちゃっているような。

サラリーマン社長と起業家社長の違いでしょうか。