リストラ
パナソニックの早期退職が1000人超だったニュースが話題ですね。
リストラと聞くとマイナスイメージがわきがちですが、本来は事業再構築の意味合いなので、プラスのイメージを持っても良いわけです。
人を切るだけがリストラではありません。
人数そのままで、あるいは人数を増やして再構築するのもリストラです。
リ・ストラクチャリングですからね。
早期?
ところでボクがもっと気になるのが、早期退職と言う言葉。
日本ではまだまだ人材の流動化が定着していません。
定年までいるのが普通であり、それより早く辞めると早期退職と呼ばれます。
しかし、実際は職業選択の自由。
あるいは有能な人は報われるべき。
それが理想です。
終身雇用前提なので無能な人の分も有能な人が稼ぐ必要があり、その分、有能な人の取り分が減ります。
もし、人数減らしが目的のリストラなら、それは、効率化であるはずです。
無能な人には辞めてもらい有能な人には残ってもらえば、会社はパワーアップしますから。
しかし、早期退職として退職金を上乗せしてまうと、それによって有能な人まで出て行きます。
有能な人は他社でも活躍できますから。
逆に無能な人は退職金が上乗せされても出て行かない可能性があります。
他社では雇われないリスクがありますからね。
ホントに人数減らしで効率化したいのなら、早期退職など募集せずに、給与格差を付ければ良いわけです。
有能な人の給料を上げ、無能な人の給料をどーんと下げます。
パナソニックであっても、零細企業並みに下げればオーケー。
そうすれば必然的に有能な人が残り、無能な人は減ります。
そして、他社が有能な人を引き抜きたければ、それ以上の額を提示してくるはず。
結果として、有能な人材の流動化にもつながります。