アルコールが本性を明らかにする
今日、この記事が話題になっているので、取り上げておきます。
英語なので、カンタンに日本語で言うと、アルコールは本性を明らかにする、と言うコトです。
よく、酔っ払って暴力をふるう事件が起こると、
アルコールの影響で暴力的になった、
などと言う人がいますが、それが間違いだった、と言う話ですね。
アルコールがその人の性格を変えるのでは無く、アルコールによって、その人の本来の性格が表れた、と言うコトです。
なので、酔っ払って暴力をふるう人は、元々、暴力的なんですが、その本性がアルコールによって現れただけなんです。
酔っていない普段は、単なる演義、理性による抑制、あるいは偽りの自分と言えるかもしれません。
まあこれはボクもよく言うんですよね。
テレビを見ただけで芸能人を好きになるのは自由だけど、芸能人の人柄まで褒めるのは理解できないんです。
なぜなら、テレビに映っている状況は必ずカメラの前だからです。
人はカメラの前ではいくらでも演義をするコトが可能です。
カメラに映っていない、誰もいない、一人でいるときこそ、ホントのその人の性格だ、と。
実際、テレビによく出る人気者でも、暴力をふるったり麻薬をやっている人はたくさんいます。
人前での姿をその人の人柄と受け止めるのは正しくありません。
その「演義」を取り去ってくれるのがアルコール。
本性を現すのが酔っ払い。
だから、酔っ払って暴力的になったのなら、その人はそもそも暴力的な人だ、と言うコトですね。
アルコールを免罪符にしないで
酔っ払って行った犯罪は刑が軽減される。
そんな説がありますが、実際のところは、そのケースは少ないようです。
よほど、精神が耗弱している状態なら減刑のケースもあるかもしれないそうですが、めったに無いそうです。
そりゃそうですよね。
アルコールを飲んで減刑されるのなら、あらかじめアルコールを飲んで犯罪に臨む人が増えます。
そもそも、アルコールを飲んだら罪を犯すかも知れない、と言うコトはわかっているんですから、それでアルコールを飲むなら、むしろ、刑は重くすべきですよね。
そんなわけで、実際は、酔っ払いの犯行は刑が重くなる傾向だそうです。
実際、飲酒運転は、通常の交通事故よりも重罪ですしね。
暴力事件を起こした人が、
酔っていて覚えていない、
と罪を否定するコトがよくありますが、それは、アルコールのせいにして反省していないコトの表れなので、少しでも罰を軽くしようと思うなら逆効果です。
酒のせいにするのは、やめましょう。