暗記が苦手
ボクは暗記が苦手です。
暗記は苦手ですが、覚えなければならないコトはたくさんあります。
今どき、ネットで検索すれば教えてくれるんだから、覚える必要なんて無い、と言われますが、それでも、覚えるコトによるメリットはあります。
例えば、Aと言う知識だけを知りたければAを検索すれば済みます。
Bと言う知識だけを知りたければBを検索すれば済みます。
でも、AとBの両方を知っているコトで、それを複合してアイデアを出すコトは、現時点では、人間じゃないと難しいんですよね。
あれとこれを組み合わせてこんなコトがができるなあ、と。
近未来にはAIの進化で、その領域もカバーできるようになるかも知れませんが。
とにもかくにも、知識と知恵は異なるモノなので、知識を持つコトはデメリットにはなりません。
そもそも、一刻一秒を争うような緊急時に検索している時間なんて無いですしね。
その時に生死を分けるのは知識からの知恵かも知れません。
東と西
それはさておき、暗記の苦手なボクは、昔から大量の本を読みあさりました。
暗記が苦手な人間が暗記するための最も効果的な方法はリピートです。
大量に本を読めば、当然、重複事項も出てきます。
繰り返し頭に入れるコトで、いつしか記憶として定着します。
一方、繰り返し覚えるような時間が無い場合に有効なのが、語呂合わせですね。
日本史や世界史の年代を覚えるのによく使いますよね。
年代なんて暗記してもムダ、とは良く言われますが、ボクなんかは大人になってから、ずいぶん役立っています。
歴史を学ぶと言うコトは、過去の成功や失敗を学ぶコトなので、それを糧として、今後に活かせるわけです。
ひとよむなしい応仁の乱(1467年)
いよ!くにを見つけたコロンブス(1492年)
世界の歴史を学んだり映画を見たりしている時、
ああ、日本で応仁の乱が起っている頃、まだ、アメリカ大陸はヨーロッパ人には発見されていなかったんだなあ、などと前後関係を理解するわけです。
歴史は、個々の出来事と年代よりも、流れと因果関係が大切ですからね。
何が原因で何が起ったのか。
成功の原因は何か。
失敗の原因は何か。
科学的に分析するには、数値データが重要です。
歴史も科学なのです。
話がそれました。
ボクは、子供の頃、東西南北がなかなか覚えられませんでした。
特に、どっちが東でどっちが西か。
そこで、身体に覚えさせるコトにしました。
昼間に太陽がある方角が南ですよね。
その南を向いて、
右→西
左→東
と覚えました。
みぎ、にし、似てるでしょ。
ひだり、ひがし、似てるでしょ。
たったこれだけ。
これだけなんですが、ボクは、思い出す必要があるたびに、この方法を使いました。
何百回もやっているうちに、今では当然、身に付いています。
なんだそんなコトか、と思われるでしょうが、いかがでしょうか。
どうせやらなきゃならないコトなら、労力は少ない方が良いですよね。
暗記は必要無くなると言っても、例えば、ゲームのルールは覚えなきゃなりませんし、映画の登場人物も覚えないと面白くないです。
娯楽にも暗記は必要なのです。
100を獲得するのに100の苦労をする人よりも50の苦労をする人の方が、ボクは立派だと思います。
なぜなら、残りの50で別の100を獲得できる可能性があるからです。
労働生産性にもつながる話ですね。
勉強はできるだけラクをしましょう。
ただし、その意味をはき違えないように。