女性蔑視
とある人物の発言が女性蔑視だとして、その人物が糾弾され、役職を辞任するコトになりました。
その発言は、
女性は話が長い
と言う内容でした。
まあ、ここだけを見れば、100%どう考えても間違いです。
辞任が適切かどうかは別にして、発言自体は完全におかしいです。
それは言った本人もしっかり認めて謝罪しているので、この発言そのモノを擁護する必要はありません。
しかし、世の中には、これを女性蔑視問題だと捉えてしまっている人がたくさんいます。
それは間違いです。
性差別問題
問題なのは、女性蔑視だからでは無く、性差別だからです。
実は、冒頭の人物の該当箇所だけでは無く、発言を全て読むと、女性を蔑視していると言うよりも、むしろ女性を持ち上げているのです。
しかし問題はここからなんです。
女性を持ち上げているんだから良いでは無いか、と言って擁護している人が何人もいるのです。
その人たちこそ、問題の本質を理解していないのです。
問題は、女性蔑視では無く、性差別なんです。
それをしっかり理解してください。
つまり、性別でくくって判断するコト自体が間違いなのです。
女性は話が長い
はもちろんアウトですが、
女性は熱心だ
もアウトなのです。
持ち上げているからセーフなのでは無く、性別で断定するコトがそもそも間違いなのです。
すごく当たり前ですが、熱心かどうかに性別は関係ありません。
女性でも熱心な人も熱心では無い人もいます。
男性でも熱心な人も熱心では無い人もいます。
個別の問題なのです。
だから、冒頭の人物の発言は、全文を読んでも、やはりアウトなのです。
冒頭の人物の発言に対して、
女性をほめているのに、どこが女性蔑視なんだ!
と擁護する人がいるんですが、その人は問題を理解していません。
女性蔑視問題では無く性差別問題だと言うコトを理解していないのです。
その後、別のとある政治家が、とある人物に向かって、男勝りだと言う意味で持ち上げる発言をしました。
これも、持ち上げているから良いのでは無く、性別で定義しているのでアウトなのです。
繰り返しますが、問題発言をした人が辞任すべきかどうかは別の問題です。
発言そのモノは完全にアウトです。
性差別問題と女性蔑視問題を混同してしまっている人が非常に多く見受けられたので、この記事を書きました。