性と学歴
性差別と学歴問題を混同している人が多いので、ちょっと説明しますね。
差別やヘイトスピーチと言うのは、非ロジカルであり感情論によるモノです。
なので、説得力がありません。
例えば、性差別。
生まれ持った性は個人の努力ではどうしようもありませんよね。
だから、性差別はダメなのです。
また、性別そのモノが人間性を表すコトはありません。
男性だから犯罪を犯すとか、女性だから心が冷たいとか、そんなコトは無く、それらは人によります。
だから、男性だからとか女性だからと言う理由で差別するのはダメなのです。
犯罪をした人が、たまたま男性だった、と言うだけの話ですからね。
性別が原因では無いのです。
国籍も同じです。
どの国に生まれるかは、本人の努力ではどうしようもありません。
なので、どの国で生まれたかを差別の対象にしてはいけないのです。
また、上記と同様に、どの国籍であるかが、人間の性質を決めるモノでもありません。
日本人でもロシア人でも中国人でもインド人でも、アメリカ人でも、温かい人もいれば冷たい人もいます。
人によるのです。国は関係ありません。
なので、そう言う意味でも国籍差別はダメですし、無意味です。
同様に、肌の色にも当てはまりますね。
一方、学歴に関しては、生まれた後の話であり、本人の努力や活動で結果が変わるコトがあります。
例えば、努力すれば大学に入れたのに、努力しなかったために大学に入らず、その結果、学歴差別を受けたと主張するのであれば、それは差別では無く、区別ですね。
性別や人種とは別の問題です。
もし、貧困によって、どう努力しても大学に入れなかったのであれば、それは学歴差別の対象では無く、貧困差別の対象になります。
本人の努力によらない貧困差別はダメなわけですね。
わかりますか?
ヘイトスピーチや差別がダメな理由。
区別とは全く別の話なのです。
本人の努力とは無関係な生まれ持っての属性を揶揄するのが差別であり、それはダメなのです。
敵国
現在の日韓関係は非常に良くないですが、これは政策の話です。
全ての韓国人が日本を敵視しているわけではありませんし、全ての日本人が韓国を敵視しているわけでもありません。
上にも書いたとおり、そこは人によるわけです。
日本にも韓国にも、その他、世界のあらゆる国、あらゆる人に長所も短所もあるので、100%全面的に正しい国も無いですし、全面的に間違った国もありません。
その中で、敵国に勝つために必要なのは、ロジックでの整合性です。
自らの主張が矛盾だらけであれば、説得力は無いのです。
その矛盾と言うのがヘイトスピーチです。
つまり、韓国をヘイトスピーチするのはダメなのです。
また、他のあらゆる国に対しても、あらゆる人に対しても同様です。
ヘイトスピーチに何の説得力もありません。
韓国を敵国と見なすのはもちろん自由です。
であれば、ヘイトスピーチをせずに、きちんとロジックで勝つべきです。
これは韓国人にも全く同じコトが言えます。
日本人も韓国人もヘイトスピーチしている人たちはどちらもダメです。
きちんと根拠を示して、ロジックで議論すべき。
両国の対立を見ていると、そう言わざるを得ません。
●●人は人間では無い、などと言っている人たちは、自分のレベルの低さに気付かないんでしょうか。
ガキのケンカをせずに、きちんと大人の思考力、説得力で相手に勝ちましょう。