ミニマリストは犠牲を生まない
去年はミニマリストという言葉が流行りましたが、ボクもミニマリストです。
と言っても、ボクの性格をご存知の人にはわかるように、世間で流行っているかどうかなんてボクには関係ないです。
ミニマリストでいることが自分にとってメリットがあるからミニマリストなんです。
あいかわらずミニマリスト論争は激しいですね。
例えば、xevraさんの記事。
ミニマリストのヒステリック性を糾弾している人の方がヒステリックになっていたり。
ボク自身がミニマリストなので、わかりやすく書いてみましょう。
まず、根本的な問題は、ミニマリストの正確な定義が存在しないことです。
xevraさんは記事内で、ミニマリストは全員が貧困層だと書いていますが、ボクは貧困層ではないので、その意見はハズレです。と言ってもxevraさんはあえて、
ミニマリスト()←カッコ付き
と書いているので、他のミニマリストと区別しているのでしょうけど。
ボクが考えるミニマリストは、ズバリ、次の通りです。
モノは必要最小限しか持たないが、モノを減らすことによって不便になったり経験値が減ってはいけない。
例えば、何でもかんでも捨ててしまって、部屋が空っぽに近い状態で、ほとんどやせ我慢に近い生活をしているミニマリストが存在します。
その場合、モノが少ないことによって得られるメリットと引き換えに、利便性や経験値を失うというデメリットがのしかかるわけです。
ボクは以前、こんな記事を書きました。
ボクは腕時計を持っていません。
しかし、だからと言って時刻がわからないわけではなく、ちゃんとiPhoneでチェックできます。
ボクは紙の書籍をほとんど持っていません。
しかし、だからと言って本を読まないわけではなく、iPhoneで電子書籍を大量に読んでいます。
電子書籍になったおかげで気軽に多くの本を持ち運べるようになり、むしろ読書量は増えました。
大量の紙の書籍が減ってiPhoneひとつになり、ミニマルになったにもかかわらず、経験値は増えているわけです。
ボクは音楽プレーヤーを持っていません。
これもiPhoneでできるようになったからです。
ボクはテレビを持っていません。
一般の人がテレビを見る時間、ボクは勉強したり読書したり人と会ったり、そうやってより有意義な時間に割くようにして経験値を増やしています。
ニュースなんかはiPhoneで手に入れます。
地図もiPhoneで済みますし、英語の勉強もiPhone、もちろんコミュニケーションもiPhone、カメラもiPhone。
多くのモノを減らしてiPhoneに集約しましたが、経験値は減ってません。
また、ボクは自動車を持っていません。
ほとんどが電車と徒歩です。
今まで何度もツイートしたようにボクは毎日よく歩きます。
1日にたいてい15km。おとといなんて30kmも歩きました。
歩くことが習慣化しているため、いろんな街のいろんなことを知ることができます。
過去、10年間ほどクルマに乗っていましたが、その期間を比較しても、今の方が経験値は増えています。
そしてたまに必要に応じてレンタカーやカーシェアを利用します。
クルマを保有していないことで、かえって多様な車種を経験できます。
つまり、ボク自身がそうであるように、ボクが考えるミニマリストとは、貧困とは無縁です。
断捨離することで、生活をシンプルにし、無駄を削ぎ落とし、従来以上に多様な経験をするのがミニマリストです。
現金否定
ボクは以前から現金を否定してますよね。
これもミニマリスト精神です。
現金というのは持つだけで無駄なコストです。
ATMに下ろしに行く時間コスト、金銭コスト、並ぶ時間コスト、支払い時に待つ時間コスト、いくら使ったかがわかりにくい金銭コスト、盗難による金銭コストなど。
これがクレジットカードや電子マネーになることで一気に解決します。
財布も生活もシンプルになりますし、無駄遣いの管理も簡単になります。
いかがでしょうか。
ミニマリストでいることは、限られた長さの人生において、無駄な時間を減らせますし、無駄な金銭負担も減らせます。
そして、浮いた時間と浮いた金銭で、より充実したことが行えるのです。
寄付も自己投資もできます。
決して、やせ我慢ではありません。
必要なモノを持たないのがミニマリストなのではなく、必要最小限のモノで生活するのがミニマリストです。
だからボクは、
「自分がこんなに我慢してるんだから、、お前らもミニマリストになれ!」
と押し付ける気持ちはありません。
むしろ逆です。
「ミニマリストを実践することで、まず自分にとってメリットがあり、そして他人にもメリットをもたらすことができますよ。」
と言いたいです。つまり、他人からも評価される人間につながります。
そう考えれば、ミニマリストって悪くないでしょ?