二重課税
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
実はボクはこのブログの他に不動産業の方でもブログを書いています。
今日そちらで書いたことが自分なりに興味深かったので、こっちにも同じことを書いちゃいます。
一般的な株式会社って株主からおカネを集めて、それを元手に事業を行います。
事業で利益が出たら、法人税が掛かります。
その残りが株主に分配されるんですね。
で、分配金にも課税されます。
株主にしてみれば、最初におカネを出資してから、最後に成果を受け取るまでに、2回も課税されるわけです。
投資としては二重課税は効率が悪いですよね。
ファンド
で、それを避けようとするのがファンドです。
J-REITなんかもファンドと呼んでいいんでしょうね。
ファンドも基本的には事業会社と同じようなモノです。
投資家から出資を募ります。
そのおカネで事業を行うわけですが、出資金だけではとても効率が悪いです。
なので、借り入れも起こすわけです。
わざわざ借金するの?と疑問に思った人は次の記事をどうぞ。
財務レバレッジを掛けて投資効率を上げて、投資家への利益をできるだけ大きくするんですね。
で、J-REITもそうですが、多くのファンドは法人税が課税されないような仕組みを採っています。
その方法はここでは詳しく書きませんが、そういう仕組みをパススルー課税と呼んだりします。
一般的な事業会社の法人税は30%とか40%近くを徴税されることを考えれば、このパススルーは効果絶大です。
で、投資家はその利益を受け取って最後だけ課税されます。課税は一回ですね。
投資
一般の事業会社への投資を行う株式市場とは別に、わざわざファンドという仕組みが用意されているのは、株式会社の二重課税という日本のルールを何とか回避して投資を促したいという考えのもとにあるんですね。
もちろんファンドというモノがすべてパススルー課税とは限りませんのでご注意。
投資と言えば株式と思っている人。
ファンドというモノも勉強してみると面白いですよ。
不動産投資も同様で、J-REITという仕組みもまた二重課税を回避する仕組みです。
REITはそれだけが特徴では無いですけどね。