現在の10万円の価値
今回は、ファイナンスの基礎を知ってもらうために、大げさな例で話をします。
あなたは資産形成したいですか?
であれば、今すぐ無駄遣いをやめましょう。
例えば、必要の無いモノに10万円を使った場合、あなたが失うおカネは10万円では無く30万円だとしたら驚くでしょうか。
でも、それはあながちウソではありません。
具体的に見てみましょう。
複利計算
10万円を運用して1年間に3%の利息が付く運用商品があるとします。
この商品がもし単利ならば、
毎年3,000円の利息
が付きます。これを40年間続けたら、3,000円の利息が40回なので、利子の合計は12万円です。
元本は10万円なので、合計で22万円になります。
つまり、あなたが20歳のときにムダに10万円使ってしまったと言うコトは、60歳のときに得られるはずだった22万円を失ったのと同じコトなんです。
さらに、もし、この商品が半年複利ならどうでしょうか。
こちらのページで、複利計算をしてみてください。
- 年利3%、表面金利
- 元金100,000円
- 経過年数40年
- 複利周期半年
で計算ボタンを押してみてください。
すると、一番下の金額は、
329,066円
になっていますよね。
つまり、20歳の人が10万円を3%で半年複利で運用できたら3倍以上にふくれ上がると言う意味です。
逆に言えば、20歳のときにムダに10万円を使ってしまうと、60歳のときに得られるはずだった約33万円を失うのと同じなわけです。
老後に不足する生活費が2,000万円と言う問題が世の中を賑わしました。
上記のサイトで、条件をそのままで元金を6,078,000円と入力して計算してみてください。
すると、一番下の40年後には2,000万円を超えます。
つまり、老後に2,000万円を準備するには、2,000万円の現金を貯める必要があるわけでは無く、20歳のときに約600万円あれば良いのと同じ意味になります。
複利計算と言うのは、時間が長ければ長いほど影響が大きくなります。
若いときに無駄遣いをたくさんすれば、それだけ将来のダメージが大きくなると言う意味です。
すべての人は、時間を戻すコトはできません。
しかし、おカネを節約するコトは可能です。
また、現在の銀行預金の金利では3%の利回りを実現するのは不可能です。
銀行預金の金利はほぼゼロなので、2,000万円を貯めるには2,000万円が必要と言うコトです。
金利3%、半年複利の40年運用なら、2,000万円貯めるには600万円で良いと言うコトになります。
と言うわけで、複利効果の説明をするために、多少、強引な説明をしてみました。
老後に2,000万円を達成するために何が必要か。
これでほんの少し感じ取ってもらえたらと思います。
スキルアップのための自己投資におカネを使うコトは大いに結構。
でも、ヒマつぶしのためにソーシャルゲームに課金するのは、今の課金額では無く、将来の金額で考えれば、いかにムダであるかがわかると思います。
もちろん、あなたが、ソーシャルゲームのスキルを上げて、それでメシを食うのなら別ですが。