キーボード
iPhone登場後、スマートフォンが爆発的に普及しました。
iPhoneが登場する前にもスマートフォンはあったんですが、普及率は微々たるモノ。
そういう意味ではiPhoneの影響はとてつもなく大きかったわけです。
iPhone以前のスマートフォンにはハードウェアのキーボードが搭載されていました。
そういう意味では、いわゆるガラケーと同じです。
もちろんそれ以外の意味では全然違うんですが。
iPhone以後のスマートフォンの特徴はハードウェアのキーボードを搭載していないことですね。
つまり画面をタップして文字入力するようになりました。
例えば、以前のガラケーとiPhoneとで、文字の入力方法がまったく同じなら、iPhoneに勝ち目は無いです。
ハードウェアのボタンなら慣れれば画面を見なくても文字入力ができるようになりますが、iPhoneならかならず画面を見る必要があるからです。
しかし実際にはiPhoneでの文字入力はガラケーとは違ったモノです。
それがフリック入力。
フリック入力の高速性
知ってますか、フリック入力。
ガラケーで、
「お」
を入力したい場合は、「あ」キーを5回も押す必要があります。
とにかくガラケーではボタンを押す回数がとても多くなるんです。
いくら高速で入力できる人でも、押す回数が増えれば文字入力に時間がかかりますよね。
それを解消したのがフリック入力です。
確かにiPhoneでは画面を見ないと入力できません。
その欠点を何とか解消しようとしたのがフリック入力。
「お」
を入力するのも1回ですし
「こ」
も1回。
5回も押すガラケーよりも圧倒的に速く入力できます。
「おとこのこ」
だと、ガラケーなら25回、フリック入力なら5回。
画面を見る必要がある代わりに、画面さえ見れば圧倒的に速いのがフリック入力。
しかし多くの人がiPhoneを使うようになった今でも、様子を見ていると、フリック入力をせずに文字入力をしている人たちがまだまだたくさん存在します。
そうです。
ガラケーと同じ入力をしているのです。
本来、ガラケーよりずっと便利になるという理由でスマートフォンに乗り換えたはず。
なのに、画面を見なければいけない点で不利なスマートフォンで、ガラケーと同じ方法で文字入力しているとすれば、それはスマートフォンに乗り換えて、さらに不便になってしまっていることを意味します。
ガラケーからスマホに乗り換えて、やっぱり不便だからガラケーに戻ったという人をたまに見かけます。
それってスマートフォンを徹底的に使いこなした上での話では無く、単に使いこなすまでに至らずに不便だと思い込んでしまったのではないでしょうか。
その一例がせっかくのスマートフォンなのにガラケーと同じ入力をする行為です。
スマートフォンユーザーのみなさん。
ぜひフリック入力を身につけましょう。
そうすれば、ガラケーよりも圧倒的に速い、もしかしたらパソコンよりも速い、文字入力を身につけることができます。
せっかく便利な道具を手にしたんですから、ぜひ、便利に使って欲しいモノです。