能力
おとといは宅建の試験でしたね。
国家資格の中では最も受験者数が多いモノのひとつじゃないでしょうか。
試験に受かるかどうかって、能力の高さとか頭の良さとか、そういう話をする人がたくさんいるんですが、はっきり言って、そんなの関係ないです。
例えば、オリンピックの100メートル走で優勝するためには強運が必要です。
世界一努力しても、生まれつき身体が虚弱体質だったりすると、やはりオリンピックで優勝するのは難しいでしょう。
でも、資格試験の場合は、違います。
そもそもなんですが、オリンピックでの優勝と、資格試験の合格は基準が違うんです。
オリンピックの場合は他者と比較して一番優れた人が優勝です。
つまり、
相対的
なんですよね。
しかし、資格試験の合格は点数制です。例えば、受験した人全員が合格点を獲れば全員合格。受験した人全員が悪い点を獲れば全員不合格。
他者は関係なく点数で評価されます。
つまり、
絶対的
なんですよね。
相対的評価の場合、他者がずば抜けた才能を持っていればそれを超えるのは難しいかも知れません。
しかし絶対的評価の場合は他人は関係ないので、自分の責任です。
つまり資格試験に合格するかどうかは自己責任。
ちなみに大学受験は基本的には相対評価、つまり他人との競争ですね。
さて、絶対評価である資格試験に合格するにはどうすれば良いでしょうか。
答えは簡単。
合格に必要な時間の勉強をすればいいんです。
例えば宅建の場合は300時間の勉強時間が必要だと言われています。
もちろんこれは目安であり、もっと少なくても合格する人もいます。
で、具体的にこの300時間を受験スケジュールに組み込めばいいんです。
例えば、3ヶ月前から勉強を開始する場合。
3ヶ月で300時間ですから1ヶ月あたり100時間ですよね。
100時間を30日で割れば、1日約3.3時間つまり3時間18分ほど。
3ヶ月間、平日も休日も1日も欠かすこと無く確実に毎日毎日3時間18分ずつ勉強すれば合格するということです。
どうですか?
残念ながら不合格だったみなさん、自分の勉強した実績を振り返ってみてください。
3ヶ月間、平日も休日も1日も休むこと無く毎日毎日確実に3時間18分以上勉強しましたか?
してないでしょ。
そうなんです。
さっき書いたように、多くの人は、頭の善し悪しを問題にしがちなんですが、実際は違うんです。
単に勉強時間が足りないんです。
努力不足です。
自分に原因があるんですね。
勉強時間が確保できないというウソ
仕事が忙しくて、そんなに勉強する時間は無いよ!
そう言い訳する人、多いんですよね。
ホントにそうですか?
ボクが宅建に合格した年は、朝は8時から仕事を始め、夜はいつも終電かタクシーでした。ものすごい時間外労働量です。
でも。
朝の通勤電車で1時間勉強ができます。帰りの通勤電車かタクシーでも1時間勉強ができます。ほら、これですでに2時間。
そしてボクは実はさらに朝早く7時半に会社に来て、8時までの30分間勉強しました。これで2時間半。
忙しくて昼休みは30分くらいしか取れませんでしたが、もちろんランチしながら勉強しました。
これで3時間ですね。
ボクの場合はこのパターン。来る日も来る日も確実に3時間勉強し、それを3ヶ月以上継続したことで合格しました。
こんなに労働時間が長いのに勉強時間もちゃんと確保したんですよ。
みなさん、ホントにホントに絶対に勉強時間が確保できないんですか?
ほとんどの人は時間は確保できるのに、単にテレビを見たり遊んだりお酒を飲んで過ごしているだけなんですよ。
要するに自己責任。
サボったら不合格は当然です。
こういう記事を参考にしてください。
能力が必要ないことは朗報である
ここまで書いてきたように、資格試験なんてのは能力とか頭の善し悪しは関係なくて、単純に努力の量なんです。
これって多くの人にとって有利なんですよ。
だって、もし高い能力や良い頭脳が必要なら、それらを持っていない人はあきらめるしかないですよね。
でも実際には違うわけです。そんなモノを持っていなくても、人並み外れて努力すれば、誰だって合格できるわけです。
つまり誰にでもチャンスがあるんです。
誰にでもチャンスがあるのに、それを実行して手に入れるかサボって逃すか。
それだけの違いです。
不平不満より行動を
みなさん、このように、ホントは誰でも手に入れられるモノなのに、それをみすみす逃して、それでいながら不平不満を口にしていませんか。
時間が無いから勉強できないとか、会社がブラックだとか給料が安いだとか。
時間が無いなら時間を作ればいい。
会社がブラックでイヤならブラックじゃ無い会社に転職したり企業すればいい。
給料が安いなら高い収入を得られるような高い能力を身につけるべく人並み外れて努力すればいい。
みんな行動の問題です。
やるかやらないかです。
自分の人生くらい、自分で決めましょうよ。