テザリング無料期間終了
ボクの手元にソフトバンクからハガキが届きました。
従来、無料だったテザリングが、いよいよ有料化されると言う通知です。
キャリア(携帯電話会社)からすれば、元々、テザリングは有料で、それを従来、ずっと無料キャンペーンしていた、と言う建て付け。
そのキャンペーンが終わるんですね。
ちなみに、auは3月31日で修了。つまり今日で終わり。明日から有料で月額税込で540円です。
ソフトバンクは5月末まで無料(ユーザーによって締日が異なるので、ボクの場合は6月20日に無料期間が終了)。
一方、ドコモは、無料キャンペーンを終了すると言う宣言はしていません。なので、まだしばらくは無料が続きます。
競争上はドコモがグッと有利になりますね。
テザリング有料化への疑問
そもそもテザリングって何でしょうか。
キャリアから発信された携帯電話回線の電波は、各携帯電話まで届きます。
そして、その携帯電話から、パソコンやタブレットなどに通信して、屋外でもパソコンやタブレットで事実上、ネット接続を可能にする仕組み、それがテザリングですね。
つまり、自分の携帯電話と自分のパソコンやタブレットとのデータのやり取りに過ぎません。
それにキャリアはカネを徴収するわけで、多くのユーザーが反発するのも理解できます。
キャリアが発信している電波の使用に関しては、毎月、きっちりと料金が発生しています。
それ以外に、ユーザーが自分の機器同士をつなぐ通信にもキャリアは料金を発生させようとしているわけで、明らかに不可解です。
なぜ個人の所有物である機器同士の通信にキャリアが料金を取れるのか?
例えば、自宅にインターネット回線が来ていてパソコンがつながっているとします。
そのインターネット回線には使用料を払っています。
あるファイルをネットからパソコンにダウンロードしました。
そのファイルをWi-Fiで別のパソコンに送信しようとしたら、インターネット回線業者がしゃしゃり出て来て、
そのファイルを別のパソコンに送るのならカネをもらう!
と言って来ているようなモノですよ。変ですよね。
おいおい、なんで自分のパソコンから自分の別のパソコンにファイルを送信するのに、赤の他人であるインターネット回線業者にカネを払う必要がある?
その変なコトをauとソフトバンクは行うわけです。
auとソフトバンクは変な理屈を述べています。
例えばボクはソフトバンクのギガモンスターの20GBに加入しています。
つまり月の上限20GB分の料金はきちんと払っています。
その20GBをどこに使おうがボクの自由ですよ。
当然、20GBを超える場合は追加料金を払うことになりますし、それはきちんと払いますよ。
にも関わらずauとソフトバンクは、それとはさらに別料金を求めるわけです。
なぜ?
キャリアの電波にきちんと使用料を払っているのに、ユーザーのプライベートなやり取りからカネを取る。
これって、キャリア側の不当利得にならないんですかね?
もしかして裁判を起こしたら勝てたり?
とりあえずボクはテザリング契約を解除します。
たかだか月に540円ですが、金額の問題ではありません。
とりあえず最近は街にWi-Fiスポットが増えてきたので、テザリングが無くても困ることは少なくなりました。
タウンWi-Fiアプリをインストールして活用しましょう。
それにしても、日本の大手キャリア3社は、料金もサービスも、まるで談合しているかのように、ほぼ横並び。
総務省やら公正取引委員会やらは、この巨額の利益をあげている3社には厳しく目を光らせましょう、と言いたいです。