マンション管理
住宅を買う場合、戸建かマンションかと言う選択があります。
戸建の場合は、基本的には全部を所有するため、ややこしさはありません。
でも、分譲マンションの場合、建物全体の中の一部分を買うため、ややこしさや落とし穴があります。
ボクが色々と経験した仕事のひとつが不動産であり、マンション管理も経験しました。
ちなみに、マンション管理士、管理業務主任者、宅地建物取引士の資格もあります。
管理組合と修繕積立金
例えば、100戸ある分譲マンションなら、100人の所有者と同じ建物を共有する格好になります。
各居室は、それぞれの所有者のモノですが、マンションの入口(エントランス)とか廊下とかエレベータなどはみんなで使うモノだからです。
戸建なら、自分の家が破損したら、自分の責任(費用)で修理しますよね。
マンションの場合、自分の居室が破損したら、もちろん自分の費用で修理します。
一方、エントランスや廊下やエレベーターが破損したら、みんなでおカネを出し合って修理するわけです。
日本では、分譲マンションの居室を買った人は、そのマンションの管理組合に入る必要があります。
これは法律で強制されているので、入らないと言う選択肢はありません。
全員強制加入です。
そうしないと、そのマンションの運営が成り立たないからです。
エレベーターが壊れたときに、誰も感心を抱かなければ、ずっと壊れたままですからね。
これが分譲マンションのややこしさ。
居室を買って住宅ローンを払い終わっても、管理費と修繕積立金はずっと払い続ける必要があります。
管理費は、エントランスや廊下などの清掃や修理に使われるので、もし払わなければ、マンションは汚くボロボロになっていきます。
それって、自分の居室の価値の低下を招くコトにもなりますよね。
だから、管理費はきちんと払う方が良いのです。
修繕積立金は、将来の大規模修繕のための積み立てです。
もし、これを積み立てていなければ、10年後、20年後に大規模修繕ができません。
つまり、ボロボロのまま放置です。
なので、これまた、自分の居室(財産)を守るために、きちんと払うべきなのです。
たまに、新築の分譲マンションで、修繕積立金が非常に安いマンションの広告があります。
わ〜、費用負担が軽くて魅力的!
と思いがちですが、それは結局、将来に必要なおカネを積み立てていないマンションなのです。
つまり、将来、確実に困ります。
そのときになって数百万円を払うのは大変なので、毎月、コツコツと積み立てておくわけですから。
ちなみに、修繕積立金が非常に安いのは最初だけ、と言うマンションもあります。
それはマンション販売業者の戦略です。
最初は安くしておけば、マンションを売りやすいですからね。
でも、数年後から、どーんと跳ね上がって高額になります。
もちろん、いま書いたように修繕積立金は大切なので、払うコト自体は必要なのです。
でも、単に修繕積立金が安いと言う理由で買ってしまって、後から値上がりして払えなくなっては意味がありません。
この落とし穴、意外と多いので、マンションを買う人は、費用面は、現在と将来の両面でしっかりとシミュレーションしてから決めましょう。