非天マザー by B-CHAN

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階層建築の階の呼び名のモヤモヤ

1階、地下1階

 

 

2階建て以上の建物や地階がある建物を考えてみましょう。

 

地面に存在する階を1階と呼びます。

ひとつ上に上がると2階です。

1階からひとつ下に下がると地下1階です。

 

この定義に対し、ボクは長年、モヤモヤを感じていました。

 

 

0階

 

 

ちなみに、アメリカでも同様で、地面に存在する階が、fast floor、ひとつ上が、second floorです。

地下1階は、first basement floor、地下2階は、second basement floor。

 

ところが、イギリスでは、地面に存在する階は、ground floorと呼ばれます。

ground floorからひとつ上が、first floor。

ground floorからひとつ下が、first basement floor。

 

つまり、イギリスでは、地面は1では無く0なんですよね。

ボクはこの方がしっくり来ると思います。

まず、0から始まって、1の距離だけ移動したところに1が存在するわけです。

プラス方向にもマイナス方向にも。

温度計を見てください。

わかりやすいです。

0度からプラス方向に1度だけ上がったら気温が1度。

0度からマイナス方向に1度だけ下がったら気温がマイナス1度。

中心から両方向に均等に増加減少していきます。

 

ところが、日本やアメリカの階層の呼び方には0が存在しないんですよね。

本来、ニュートラルな0の位置に存在する階が1階と呼ばれています。

 

ストップウォッチで時間を測ってみてください。

スタートしてから1秒後に来るのが1秒です。

スタートした瞬間が1秒なのではありません。スタートした瞬間は0秒です。

 

この階層の呼称問題。

普及しているため、もはや訂正できないのですが、ボクはいつもモヤモヤするのです。