クライマックスシリーズ
ボクはプロ野球のクライマックスシリーズには反対の立場です。
理由はカンタンで、日本一の価値が激変してしまうからです。
ペナントレースは長いシーズンを戦うモノですが、クライマックスシリーズは10月の数試合。
つまり、10月にたまたま調子が良いチームが日本一を名乗れてしまうリスクが大きいのです。
その年の通算としては弱くても。
要するに、名目と実質が乖離してしまうんですね。
でも、興業としてクライマックスシリーズは必要、と言う人もたくさんいます。
まさにそこが大問題なのです。
スポーツとしての実質的な日本一をかなり正確に決めるコトよりも、球団のおカネ儲けの方が優先されているわけですね。
もともとクライマックスシリーズは、スポーツの順位を決める制度として優れているから始まったのではありません。
まったく逆です。
制度としてはちぐはぐですが、おカネが儲かるから始まった制度なのです。
止めてみる
でも、思うんですよ。
今のプロ野球って、マーケティング戦略に大成功しています。
昔のプロ野球は、ジャイアンツのテレビ放映権に大きく頼っていました。
なので、ジャイアンツと同じセリーグ球団はそれなりに経営が成り立ち、パリーグ球団は身売りや移転が起こりました。
でも、いまや、各球団とも、かつてないほどに観客動員数が増えています。
ここ数年、下位に低迷しているドラゴンズも、観客動員数は絶好調です。
関西でタイガースに水をあけられているバファローズも、実は球場の客入りは過去最高レベルに多いのです。
しかも、昔と違って、球場の管理権を握る球団や、球場自体を直接経営する球団が増えました。
なので、経営も大幅に良化しているのです。
クライマックスシリーズが無いとシーズン終盤が消化試合になって経営が苦しい。
昔はそうでした。
いまは、どうなんでしょうか。
試しに、クライマックスシリーズを止めてみるのはどうでしょうか。
それでホントにシーズン後半に観客が減って経営が苦しいのなら、また戻せばいいのです。
でも、そうで無いのなら、クライマックスシリーズを無くす方がスポーツの順位決めとして健全だと思います。
少なくとも現行制度では、ペナントレースで借金のチームであってもクライマックスシリーズに出るコトが出来てしまいます。
そのチームがたまたま10月だけ調子が良くて日本シリーズに勝ってしまったら。
そうです。
実質的には弱いのに、たまたま10月の数試合だけ好調なために、
名目的な日本一
になってしまうのです。
ボクは、おカネ儲けを優先するあまり、名ばかりの日本一チームが出て来るプロ野球より、ホントにその年に強いチームが日本一を名乗れるプロ野球の方が良いと思います。
「あ〜、あのチームね、強くは無いんだけど救済制度のおかげでたまたま10月の数試合だけ勝ち越せたから日本一を名乗ってるんだよ。」
ってイヤじゃないですか?
以前、某SNS上で、クライマックスシリーズに賛成するあまり、ペナントレース6位のチームが日本一になっても良い、と言っている人がいて、さすがに引いてしまいましたよボクは。
何のために長いペナントレースをやっているのでしょうか。
日本一と言う言葉の意味が変わってきてしまいます。
本来、プロ野球での日本一と言うのは、その年に日本で一番強いチーム、と言う意味だと思うんですが。