敬遠の省略
野球のアメリカ大リーグで、敬遠が簡略化される案が出ています。
要するに、どうせフォアボールになるんだから、わざわざ4球も投げなくても申告するだけでOK、と言う話。
時間がかかるスポーツなので、少しでも時短を、ってことのようですね。
ボクは個人的には、そんな時短は不要だと思いますけどね。
スポーツって、すべてが筋肉の争いじゃないんですよ。
どんなスポーツも頭脳と筋肉の総合活用で勝負が決まります。
頭脳だけでも筋肉だけでもダメです。
よく、サッカーはスピーディーで野球はスローと揶揄する人がいますが、あれは、本質を理解していないからです。
スポーツは筋肉だけの争い、と考えるからそうなるんです。
サッカーにも頭脳の戦術が必要です。
野球にも頭脳の戦術が必要です。
そのバランスの違いですね。野球は投手が投げないとインプレーにならない、つまりドラゴンクエストのような世界です。ドラゴンクエストではプレーヤーは歩かないと世界は動かないでしょ。
カーリングと言うスポーツなんて、さらに頭脳戦術の比率は高いですし、逆に、100メートル競走は筋力の割合が大きいスポーツです。
それぞれに特性が違うのに、単にスピード感だけでスポーツを語るのは単なるスポーツ素人です。
大部分の省略
と、それはそれとして、あえて、野球からプレーをできるだけ省略したらどうなるだろうと考えてみます。
もちろんジョークとして捉えてくださいね。
まず、さっきの敬遠。これは省略できますね。
そうなると思いつくのは、ホームランを打ったときのベース1周。これも不要です。打ってスタンドにボールが飛び込んだ瞬間、得点でOK。
ベンチから出迎えてタッチするなんて時間のムダ。
始球式も不要ですね。カット。
7回のラッキーセブンの応援歌とかジェット風船の儀式。これもいらないです。
試合前の練習も不要。
選手登場曲も紹介アナウンスも不要。
試合後のインタビューも不要。
ピッチャーとキャッチャーのサイン交換も不要にしましょう。
バッターが打席に立ったら5秒以内に投球ってことで。
その代わり盗塁も禁止。
だから牽制球も禁止。
そもそも3つのストライクでアウトだと長いですね。
1球の真剣勝負にしませんか。
1球だけ投げて、それがストライクならバッターアウト。
1球だけ投げて、それがボールなら出塁。
1球だけ投げて、ヒットならもちろん出塁。
9回までやるのも長いかも。
5回で終わりで。
監督もコーチもいらないですね。
選手が各自の判断で動きましょう。
こんな感じで試合をやると、たぶん、1試合が30分で終わるんですよね。
それを3本勝負でやるんですよ。
つまり観客は一度入場したら3試合見られるんです。
すると、1試合の勝敗を楽しめ、さらに3勝0敗とか1勝2敗とか言う勝敗も1日で楽しめます。
3試合見て1時間半ほど。
とってもリーズナブル。
ビールを飲むヒマも弁当を食べるヒマも無く、めまぐるしく試合が動きます。
てなわけで、大部分を省略すれば、野球人気が上がること間違いなし!
仕事で疲れた日の記事は、こんなもんですよ。