交差点
ボクは、このブログで交通事故の記事を何度も書いて来ました。
日本と言う国では、毎日、10人が交通事故で亡くなっています。
今日も10人、明日も10人。ずっと10人です。
池袋で痛ましい事故がありました。
でも、残念なコトに、この事故で亡くなった親子は10人の中の2人に過ぎません。
明日もまた10人亡くなります。
毎日毎日10人ずつ、交通事故で亡くなっています。
いつも書いているコトですが、たまに被害者が数名の殺人事件が起こるとマスコミは大騒ぎ。
何かの事故で数名が亡くなると、これまた大騒ぎ。
なのに、交通事故で、毎日10人も亡くなっているのに、慣れてしまっているのか、対策されません。
8年前に発生し、1万5千人以上の命が奪われた東日本大震災。
様々な対策が行われましたし、今後も行われます。
でも、同じ期間に交通事故で3万人が亡くなっています。
しかも、地震は天災であるのに対し、交通事故は人災です。
人間の手によって、毎日10人の命が奪われています。
例えば、ボクは、ずっと言い続けているんですが、ブレーキとアクセル、どちらのペダルも右足で踏むんですよね。
真逆の作用をするペダルなのに、隣同士に並んでいて、同じ足で踏む。
そりゃ、間違えますよ。高齢者では無くても。
アクセルは手で操作、ブレーキは足で操作、と抜本的な操作性の改善を考えるべきなのに、政府もメーカーもスルー。
毎日10人ずつの大量殺戮の対策が見過ごされているわけです。
青信号を渡るのを禁止
これもボクは何度も書いて来たんですが、ボクは人並み外れて心配性です。
やむを得ず車道の左側の歩道を歩くときは、何度も何度も後ろを振り返りながら歩きます。
歩行者が左と言うコトは、後方から来たクルマに直撃されるリスクがあるからです。
現在のクルマは人間が操作する金属の塊です。
普通の速度で衝突されただけで、ほぼ歩行者は死にます。
交通人身事故の年間発生件数は40万件以上。
つまり、1日に1000件以上です。
金属の塊がすごいスピードで走る恐ろしい現象が、毎日1000件以上も失敗を起こしているわけです。
確率で言えば、非常に高いですよね。
天文学的に当たる確率が低い宝くじに、あれだけ大勢の人が並ぶのに、それよりも何千倍も起こる可能性がある交通事故に気を付ける人は圧倒的に少ないです。
命に関わるのに。
ボクは、歩行者として交差点で待つときは、ずっと左右をキョロキョロしています。
当然、運転をミスってボクに突っ込んで来るクルマがいる可能性があるからです。
高い確率で。
青信号を渡るときも考え方はまったく同じです。
青が渡る合図ではありません。
信号が青で、かつ、左右のクルマが完全に停止したのを確認した上で、初めて横断します。
しかも、停止中のクルマの前を横切りません。必ず数メートル空けて横断します。
停止中のクルマが突然飛び出して来ると、それだけで死亡の可能性があるからです。
高齢者のドライバーの問題に矮小化されがちですが、関係ありません。
人間が運転する以上、全員が事故を起こす可能性があり、全員が轢かれる可能性があります。
とにかく交通事故発生率は非常に高いのです。
法律上は交通法規を違反した側が悪いんですが、残念ながら、交通事故は、誰が悪いかに関係無く、歩行者が圧倒的に犠牲になりやすいんです。
だから、歩行するときは、信号が青かどうかを判断基準にしないでください。
信号無視のクルマが確実に無いコトを確認してから渡ってください。
誤解を恐れずに言えば、クルマが完全に停止しているコトが確認できれば、赤信号を横断しても安全なわけです。
青信号か赤信号かは関係ありません。
動いているクルマが視界に入っている間は、青信号であっても絶対に横断しない。
ボクはそうやって暮らしています。
すべてのクルマは信号を無視して突っ込んで来る可能性がある。
ハンドル操作を誤って自分に突っ込んで来る可能性がある。
そうやってビクビク生きています。
運転するときもそう。
ボクの運転するクルマに乗ると、ノロノロです。住宅街では時速10km/h程度、しかも交差点のたびに一旦停止。
それでも、事故の可能性はありますが、同乗者はイライラするでしょう。
そうです。
同乗者がイライラするくらいノロノロ走るコト。
スピードが人の命を奪う最大の凶器ですから。