憲法、法律
世の中には、憲法を変える(改憲)に賛成の人と反対の人がいます。
ボクは時代に合わせた憲法に変える必要があると思っていますが、改憲を目的化してはいけないと思っています。
例えば、共産党などは改憲に反対しているので、その点において、ボクは共産党に同意しません。
一方、自民党は改憲するコトが悲願なので、その点においては同意ですが、現段階の自民党の改憲草案を見る限り、その内容には大反対です。
つまり、どの政党を支持する・しないの問題では無く、中身が大切です。
政権
なぜわざわざこんなコトを書くか。
それは、冒頭にも書いたように、改憲を目的化してはいけないからです。
目的はあくまでも国民の幸福であって、改憲はその手段に過ぎません。
なんとしても改憲するぞ!
と言うだけでは、手段の目的化であって、正しくありません。
国民のみなさんに肝に銘じて欲しいコトがあります。
それは、
ひとつの政党が永久に政権を取り続けるわけでは無い、と言うコトです。
例えば、現在の与党は自民党ですが、その自民党が書いた憲法草案が、政治権力者に有利(つまり国民を強く縛る)なモノであるとしましょう。
もちろん、自民党側は、そんな理不尽な権力を行使するコトは無い、と言います。
それを見て、自民党支持者は賛成します。
支持者だからですね。
問題は、ここからです。
もし将来、自民党とまったく違う政党が政権を握ったら?
そのときにも当然、政治権力者に有利な憲法が適用されてしまうわけです。
恐ろしくありませんか?
つまり、憲法改正とか、法改正は、今の政治権力を基準に考えるのは危険なのです。
将来、違う政党が政権を握っても、国民の権利が侵害されないようになっているコトが重要なのです。
だから、単純に、自民党支持者だから自民党案に賛成する、と言う単純な話では無いのです。
もちろん、他の政党すべてに当てはまります。
憲法の議論は、支持政党とは関係無く、中身をじっくり吟味して、政権が交代しても、国民が不利にならないかどうか。
それが重要だと覚えておいてください。