住所録
ボクはこのブログで以前から、Excelを全く理解してない知人の話を書いています。
あれから数年経過しましたが、いまだにそれは続いています。
最近、ボクは、営業訪問先のカンタンなリストをExcelで作りました。
わかりやすく言うと、
A列:会社名
B列:住所
だけです。
非常に基本的な住所録ですね。法人なので住所録とは言わず所在地リストとでも言いましょう。
B列を降順や昇順で並べれば、地理的に順番に訪問しやすくなりますよね。
住所が五十音順で並ぶので、同じエリアの法人をまとめて訪問できます。
とにかく基本的なExcelの表です。
その知人に、そのリストをファイルで渡しました。
そして、
「訪問したら訪問履歴を残したいので、日付とカンタンな訪問メモを入力しておいてください。」
と伝えました。
これも、非常によくある話です。
同じセルに書いた
常識的に考えれば、C列に訪問履歴を入力します。
ボクもそのつもりでした。
しかし彼は、何と、B列に書いたのです。
B列の住所の後ろに空白をひとつ入れて、そこに日付と訪問内容を書いたのです。
これを聞いただけで、彼がExcelを根本的に理解してないコトがわかると思います。
それによって、そのリストは、B列に、住所と訪問履歴が混在したのです。
ボクはダメ元で彼に言いました。
「訪問履歴をB列とは別のC列に入力していけば、C列を並べ替えるコトによって、既訪問先と身訪問先をカンタンにわけられるでしょ。」
でも、当然、彼にはその意味が全くわかりません。
ちなみに彼は社会人になってすでに20年近く経っています。
いままでも何度もExcelを使ってきた人です。
つまり、ずーっと勉強してこなかったんですね。
まあ、Excelの利便性を活用せずに仕事をするのは勝手です。
本人が膨大な作業時間をかけるだけですから。
彼は500個の数値を足す場合、電卓で500回、足し算して、その結果をExcelに入力するわけです。
正しいExcelの使い方をすれば一瞬でできる作業を何十分も何時間もかけるわけです。
そりゃ、そうするのは勝手ですが、周りの人は大変ですよ。
だって、彼は計算式の概念を知らないので、
既存の計算式が埋め込まれたファイルの計算式を消して手入力してしまう
んですから。
同僚は大迷惑ですよね。