経営の失敗は悪では無い
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
秒速で1億円稼ぐというPRで有名な与沢翼氏の会社が破綻しているニュースが話題になっています。
あのネオヒルズ族「与沢翼」が破綻寸前 スーツとともに財力も擦り切れ… - ライブドアニュース
このニュースに対し、あざ笑うような意見を言っている人がたくさんいます。
ボクは、この嘲笑に対して、すごく違和感を感じます。
もちろん、
「秒速で1億円稼ぐ」
なんてキャッチフレーズは胡散臭いですが、そんなのは頭の良い人から見れば、胡散臭い事は簡単に見抜けます。
ボクは与沢翼氏が正しいとはこれっぽっちも思っていません。
でも、与沢翼氏の経営破綻を批判する意見に対しては、すごく違和感を感じています。
当たり前ですが、経営する以上、どんな会社にも破綻リスクはあります。
経営に失敗することは悪いことでは無いんです。
悪いことなら逮捕されるべきですが、当然ながら経営破綻で逮捕されることはありません。
経営破綻をきっかけに逮捕された人はいますが、あれは経営破綻が理由ではなく、その裏の悪事が理由です。
でも、世の中を見れば、与沢翼氏の経営破綻に対して非難したり、あざ笑ったりしている人がいます。
まるで、経営破綻したことに対して、
「それみたことか。」
のような言い方です。
これっておかしいですよね。
批判している人は、そんなに立派なんでしょうか。
例えば、サラリーマンひとすじの人が、
「俺は会社経営に一度も失敗したことが無い」
と言ったらどう思いますか?
笑っちゃいますよね。
だって、その人は一度も会社経営をしたことが無いんですから。
ずーっとクルマを運転してない人が、
「無事故無違反」
なのは当たり前です。
一度もやったことが無いことは失敗しません。
サッカーをしたことが無い人が、
「俺はサッカーのシュートに失敗したことが無い」
と言うのも同じ。
野球をしたことが無い人が、
「自分は一度もエラーをしたことが無い」
と言うのも同じ。
何かに挑んだ結果、それに失敗することは悪いことではないんですよ。
失敗を経験することで成長していくんですから。
失敗を恐れ、いつも安全な場所にいる人は、経験値がとても少ない。
経験値が少ないから成長せず、能力が低いまま。
そんな人が、他人の失敗を笑うのはとても恥ずかしいことです。
サラリーマンは会社から仕事を与えられ給料を与えられるだけです。
経営者よりずっと安全で簡単なお仕事(作業)です。
経営者は自分でビジネスモデルを生み出し、営業をし、資金調達をし、組織づくりをし、リスクを背負います。
サラリーマンより、はるかに難易度が高く、リスクも高く、社会貢献度も高い、それが経営者です。
雇用も生み出します。
経営者が経営したり起業したりするから、サラリーマンは働けるんですよ。
ウソだと思うサラリーマンのみなさん、今すぐ会社を辞めて自分で事業をしてみてください。
今もらっている給料と同じ額を自分で稼ぐのがどれだけ難しいか気付きますよ。
こんな事を書くと、
「与沢翼氏を擁護している」
という人がいるかもしれないですが、誰かを擁護するとか非難するとか、そんな低レベルの話をしているのではありません。
そもそも与沢翼氏はボクの知り合いでも何でも無く、ボクにとってどうでもよい存在です。
彼を支持するつもりはこれっぽっちもありませんし、会ったことも無い以上、人格評価もできません。
経営手法が立派だとも思いません。
そんな個人の話では無いんです。
また、別にサラリーマンを批判しているわけでもありません。
ボクはサラリーマン生活も長かったんですから。
そんなくだらない話ではなく、
リスクをとらないで安全な場所にいる人が、リスクをとった人の結果を笑うというおかしさ
について書いたまでです。
自分では何もできない(だから失敗もしない)人が、挑戦者の失敗を笑うような国であれば、日本は間違いなく衰退していくでしょう。
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